かわらミュージアムに入館して展示を見てきた感想・・・かな?

ひとつ前の話で、かわらミュージアムに入館前に、お触書2つの写真を撮るとオリジナルストラップが貰える話を書きました。

かわらミュージアムに入館・・・その前に
今回紹介する「かわらミュージアム」は、近江八幡観光に来たらまず最初に購入を検討する「近江八幡おもてなしパスポート」の対象施設の1つとなっています。 白雲館を中心として八幡堀散策をする人が多い範囲の一番東側、八幡堀がかくッと曲がっているところ...

やっと入館したので、今回はは館内の話です。とはいえ、館内の展示物を紹介するわけにもいかないので、展示物の話はさらりと流して、展示物以外のスペースで目に留まったもの、心の琴線に触れたもの、ツボにはまったものを紹介します。


入館後、最初に目に留まったのがこちらの瓦奏琴(がそうきん)&瓦琴(かわらきん)という打楽器です。

かわらミュージアム

かわらミュージアム

これらの楽器ですが、マレット(ばち)が置いてあるので、実際に演奏してみることができます。私の場合、音楽の教養は無いので演奏というより、ただ叩いてみるという感じです。音階が振ってあるのでドレミ・・・と叩いてみると確かに演奏できそうです。微妙な音階まで聞き分ける耳はありません。

どんな感じの音かというと、木琴よりは響き、鉄筋よりは響かないというイメージです。瓦って陶器ですが、いぶし銀系の瓦は比較的焼締まっているのでイメージよりは響くと思います。

かわらミュージアム

その後ろの方では、鬼瓦の販売がありました。15cmくらいの大きさだったと思うのですが、4500円ほどでした。

あとは、安土城址と八幡山城址から出てきた金箔瓦の話とかが展示室に入る前にあります。

展示室は大きく3つです。1階に2つと2階に1つ。このうち2つは常設展示で1つは企画展用の展示スペースのようです。

まず最初に1階の常設展示を見て回ります。1階は八幡瓦の歴史や関連資料の展示でした。よっぽどの瓦マニア以外は、ざっと読んでへー、ふーんという感じで終わると思います。次にエレベーターで2階に上がります。2階は、日本各地の瓦や、世界の瓦の紹介です。

瓦と言ってもヨーロッパなどで多い素焼きの瓦や、日本各地でも釉薬を塗った黒や赤や青の瓦、そして八幡瓦に見られるようないぶし銀の瓦と色々な種類があります。瓦の種類とその土地の気候は密接にかかわっているよとか、そんな話が出てきたと思います。ヨーロッパの瓦で赤っぽい色が多いのは、土に含まれる鉄分が酸化焼成によって酸化鉄(赤錆)になるためだとか。一方、八幡瓦のようないぶし銀の瓦は還元焼成によって固めに焼かれています。耐候性が強い一方で、重いとか、衝撃で割れやすいとかの欠点もあります。

ちなみに、ヨーロッパに多い素焼き瓦は洋風な家に使うと見た目は可愛い感じになりますが、日本の気候に合わないので絶対に使わない方がいいです。まだ家を建てたことが無いので、瓦ってどの程度悩むものか知らないのですが、今後、家を建てる機会があれば思い出したいです。

ということで、展示物は直接紹介するわけにもいかないので、さっくりと流します。

 

もう一つの企画展示ですが、私が行ったときはお休み中でした。9月中であれば、炭細工の展示をしてたような記憶があるのですが・・・。10月2日に行ったもので・・・。


展示物を見終わると再び最初の受付場所に戻ってきます。受付場所の周辺には、最初に紹介した楽器の他にもいろいろな物がさりげなく置いてあります。まず目に留まるのが素敵なインテリアライトです。

かわらミュージアム

かわらミュージアム

これはなかなか趣があって、買って帰りたいくらいです。ただ売り物は無かったような気がします。もしかしたらあったかもしれません。ちょっと不確かです。

 

楽天で似たようなものを売ってないか探したところ、兼松製瓦工業というお店が出てきました。近江八幡とは全く関係のない、岐阜県加茂郡にある瓦屋さんのようですが、八幡瓦と同じく、いぶし瓦を元々作っていた会社のようで、今では瓦だけではなく、インテリアも色々と販売されているようです。

他にも花器とか色々あるので、瓦インテリアを良いなと思った人は覗いてみると楽しいと思います。

 

かわらミュージアム

場所は戻ってかわらミュージアムですが、館内でこのような置物はいくつか販売されていました。この辺のは1500円ですね。あとは、「かわらミュージアムに入館・・・その前に」で紹介したオリジナルストラップは200円。

かわらミュージアム

こんなものもありました。瓦割の写真が撮れますというインスタ映えを意識したスペースです。ゴメンナサイ、一人でやってみる勇気は無かったです。

という感じで一通り見終わって、帰る前にトイレに行っておこうかと思って行ってみたところ・・・。

 

かわらミュージアム

トイレが凄すぎました。壁や床が瓦タイルとなっています。そして便座もこんなの見たことないって感じのグレー便座です。扉もグレーです。とにかく周り全てがグレーでいぶし銀な空間となっていて、落ち着くことは無く、違和感ありまくりのトイレでした。

トイレに寄らずに帰られた方。展示の2割くらいを見逃してます。というくらい衝撃的な一見の価値ありな空間なので、出るものが無くても寄ってみてください。

 

かわらミュージアム

裏口から出ると広場に通じていて、その向こうに体験工房があります。体験料1000円+送料でこんな作品が作れるならなかなか良くないですか?

体験工房は平日であれば随時対応してもらえるようです。休日は予約した方がいいかも。かわらミュージアムの入館とは別なので、入館なしに体験工房だけ利用することもできます。詳細は「八幡瓦・体験工房」を見てください。

かわらミュージアム

これは体験工房の建物の屋根に建っている瓦の像です。実はここ以外にもあちこちの屋根に色々なものが付いてます。建物を見て回るだけでも結構楽しめる場所です。というか、展示は正直なところショボいです。まぁ300円なので。それに200円分のプレゼントも貰ってるし。周囲の散策30分、館内展示30~60分程度、体験工房1時間~納得できるまでという所要時間で見積もってお越しください。

 

隣にカフェ・軽食「瓦亭」があります。こちらはまたの機会に。