創業1566年「ふとんの西川」西川甚五郎邸に『西川近江八幡店』

約3年前の2018年、寝装寝具の西川3社が統合協議というニュースが出たので、創業の地、滋賀県近江八幡市の八幡堀近くにある「西川甚五郎邸」を紹介したことがありました。

西川近江八幡店オープン

その頃から改修工事をしていてどうなるんだろうと思っていましたが、2021年7月29日『西川近江八幡店』としてオープンとなりました。

スポンサーリンク

西川近江八幡店

概要・アクセス

八幡堀近くにある観光案内所、白雲館のすぐ近くです。白雲橋と明治橋の間ですが、八幡堀を背にした道路沿いに店があります。隣の千成亭の横には八幡堀に通じる道もあります。

住所〒523-0837 滋賀県近江八幡市大杉町14番地
TEL0748-32-1566
営業時間10:00~17:00
定休日火曜
取扱い商品寝具・寝装品、麻小物、菓子、他
交通アクセスJR近江八幡駅から近江鉄道バス
長命寺線・長命寺行・ヴォーリズ学園前行、新町停留所下車

専用駐車場はありません。平日であれば日牟禮八幡宮境内、土日祝日は周辺の観光駐車場をご利用ください。土日は斜め向かいの近江兄弟社従業員駐車場が、1日500円で臨時観光駐車場になることが多くて穴場です。

映画・ドラマの定番ロケ地でもある八幡堀についてはこちら

八幡堀
滋賀県近江八幡市の八幡山の麓にある八幡堀を紹介します。 八幡堀とは 八幡堀は豊臣秀吉の甥である豊臣秀次が八幡山に城を築いたことに始まります。 従来の防衛としての堀ではなく、琵琶湖から西の湖までを繋ぐことにより、交通路(水路...

近江鉄道バスについてはこちら

バス・レンタカー移動
近江八幡駅からのバス移動 近江鉄道バス 近江鉄道バス-トップページ 路線図:近江八幡地区路線図 主な観光地へ行く近江バスは近江八幡駅北口から出ています。 駅の北口や南口にある金券ショップで回数券のバラ売りを買うと少しお得に利...

店舗の様子

元々建っていた古民家をリフォームして店舗にされているので、景観に合った雰囲気のある外観です。横と裏で工事が続いていますが、9月に資料館がオープンするそうです。

西川近江八幡店オープン

こじんまりとした店舗ですが、西川直営店ということもあり、実際にネックカーブを測定してのお勧め枕案内などもしてもらえます。

アスリートに人気のAiRもあります。西川のAiRは、三浦知良選手や大リーガーの大谷翔平選手愛用品。ちなみに浅田真央さんで有名なエアウィーヴはエアウィーブ社です。

西川直営店でのネックカーブ測定とか、結構贅沢なことなので、地元の人も枕の購入予定があれば気軽に行ってみたらいいと思います。PR効果を狙っている店だと思うので、ガンガンに売り込みを掛けられることも無いです(たぶん)

西川近江八幡店オープン

枕や枕小物など置いてあります。価格も数千円から数万円まで色々あります。

西川近江八幡店オープン

近江八幡市のお隣、東近江市は”近江の麻・近江ちぢみ”が特産品となってます。近江の麻を使用した商品も多数置かれています。お手頃小物から高級品まで。

西川近江八幡店オープン

取扱商品で『菓子』って文字が入っていて、何???と思っていたのですが、これが意外なほどのお勧め商品。

  • たびの笠(どら焼き)
  • みずはな(みたらし餅)
  • 滋賀の丁字麩 おふらすく

この3種類ですが、いずれも滋賀・近江八幡の地元色を出しつつ、西川色もだしつつ、地場のお菓子屋さんとコラボしたお菓子です。

特に「おふらすく」、西川の祖業「蚊帳」をイメージ、丁字麩は近江八幡の特産品、味付のレモン・政所茶は東近江の特産品、アドベリーは安曇川の特産品。西川・近江八幡・滋賀のトリプルコラボです。帰省のお土産に今度買いに行こ!

すぐ近くの日牟禮八幡宮境内には「たねや・クラブハリエ」というガリバーお菓子屋さんがありますが、ここはもう全国区になっていて滋賀・近江八幡色は薄れています。

滋賀・近江八幡に行ってきたというお土産に「ふとんの西川」のお菓子は結構お勧めです。

準之助
準之助

「ふとんの西川」でお菓子???

実はね、西川は近江八幡市が・・・・

土産話のネタとしても面白い。

近江八幡市のふるさと納税

近江八幡市のふるさと納税返礼品には、西川の商品が多数あります。近江牛が人気ですが、牛肉はぶっちゃけ他のブランド牛の返礼品が各地に有ります。寝装品の返礼品は珍しいと思うので、興味があればどーぞ。

【ふるさと納税】【東京西川】AiR SI [エアーエスアイ] マットレス(BK色)(シングルサイズ)

他にも枕とか色々あります。

公式サイト

西川近江八幡店
西川近江八幡店は、西川が現代においてお伝えしたい「こだわりのモノ作り」や「安心品質」、商品開発の背景にあるストーリーやエッセンスを集めた西川直営ショップです。

三浦知良選手や大谷翔平選手も愛用の「AiR(エアー)」はこちら

マットレスは西川の[エアー]|AiR®
西川のマットレス[エアー]。多くのトップアスリートが体感して選んだのが点で支えるコンディショニングマットレス[エアー]です。雲の上に乗っているような心地よい寝心地。寝返りをうっても保たれる安定した寝姿勢。あなたの眠りに取り入れてください。

西川近江八幡店オープン

さすがキングカズ、一番大きくて派手な開店祝いの花が届いてました(滋賀銀行頭取よりも大きい)

オープン時ちらし

2021年7月29日のオープンの時に配られた新聞の折込チラシです。

西川近江八幡店オープン

スポンサーリンク

西川甚五郎邸へ(2018/7/17記事改訂)

西川3社の経営統合

寝装寝具の西川3社が統合協議というニュースが出ていました。西川3社とは、東京西川として有名な西川産業(東京都)と、大阪を拠点とする西川リビング、京都を拠点とする京都西川の3社です。

何故このニュースを近江八幡市関連ブログで取り上げるのかというと、この3社の歴史を辿ると「1566年に初代西川仁右衛門が近江国(現在の滋賀県)で創業」というように、その創業の地が近江八幡市なのです。

八幡山城の城下町、八幡堀の周辺に広がる近江商人屋敷と旧市街の街並み、この近江商人の土地が西川3社の故郷です。それにしても1566年って約450年前です。江戸時代にすら入っていません。想像もつかないですね。

ふとんの西川の歴史

ふとんの西川の歴史を見てみましょう。

  • 西川家は八幡山城築城の時に工務監督を務めた旧家
  • 永禄9年(1566年) 初代仁右衛門が19歳で商売(蚊帳の販売)を始めたのが創業
  • 天正15年(1587年) 豊臣秀次の八幡山城築城に合わせ、城下に移住。八幡に蚊帳・畳表などを商う屋号:山形屋を開設
  • 元和元年(1615年) 江戸日本橋に出店
  • 寛永5年(1628年) 初代の4男甚五郎がに2代目を継ぎ、製造や販売方法に工夫を凝らし西川家の基礎を固める
  • 3代目の頃 成績優秀、永年勤続、等の従業員に別家として独立させる仕組みを確立
  • 1750年 京都に京店を開設(後の京都西川)
  • 7代目(西川 利助)の頃(江戸時代の中後期) 年2回の決算期に純益の3分の1を従業員に分配する現在のボーナス制度を取り入れる。商家としての制度改革を行い、山形屋西川家中興の祖と言われる。
  • 11代目(西川 甚五郎)の頃(江戸時代末期から明治期) 明治維新動乱期を越えて現西川産業への発展の基礎を固める。八幡銀行創設のための発起人の一人(八幡銀行は後に彦根市に本店を置く百三十三銀行と対等合併し、滋賀銀行になる)。
  • 1876年 大阪店を開設(後の西川リビング)
  • 1887年 現在の主要事業となる布団の販売を京・大阪の両店で開始
  • 13代目(西川 甚五郎)の頃 アメリカ留学の経験を活かし、社員教育に英語・簿記を取り入れる。参議員議員として池田内閣の国務大臣・北海道開発庁長官を務めるなど活躍。政治経済に活躍したことなどにより、近江八幡の名誉市民第2号に選ばれる(第1号はウィリアム・メレル・ヴォーリズ)。
  • 1941年 大阪に心斎橋店を開設。同年に既存の店舗を法人化し、京店を(株)京都西川、大阪店を(株)大阪西川(後の西川リビング)とする。
  • 1947年 空襲によって1945年に消失した東京日本橋のつまみだな店を再建し(株)西川として法人格化、同店舗内に卸部門として西川産業(株)を設立。心斎橋店を(株)西川(現・心斎橋西川)とする。
  • 現在15代目 西川産業社長 西川八一行氏 元銀行マンが婿養子として西川産業入り。アスリートに支持される「AiR(エアー)」を生み、新たなブランドとして復活させる。
  • 2019年 「西川グループ」の3社(西川産業、京都西川、西川リビング)が経営統合し、西川株式会社が誕生。

近江八幡を拠点としつつ、早くから東京(江戸)、京都、大阪に進出し、それでいてなお近江八幡市の発展に尽力した一族の壮大な歴史が見て取れます。

西川チェーンHPにある「西川甚五郎本店 歴史編」でさらに詳しく説明されています。

西川三社統合を前に、創業の地を訪ね、450余年にわたる西川の歴史を紐解く | 西川チェーンの店
西川産業(通称・東京西川)と西川リビング(通称・大阪西川)、京都西川の三社統合(現:西川株式会社)を機に、現在も発祥の地に残されている「西川甚五郎本店」を訪ねました。まずは、歴史編として、永禄9年(1566年)の創業から、今日の西川の基盤が確立される明治初期まで、時代の背景とともに重要な出来事について、支配人にインタビ...

2018年の西川甚五郎邸

そんな西川甚五郎邸ですが、八幡堀の近江商人屋敷が立ち並ぶところにあります。

西川甚五郎邸

2018年の西川甚五郎邸です。

別角度からもう1枚

西川甚五郎邸

位置的には日牟禮八幡宮に入る大鳥居がある場所の少し西側になります。大通りと八幡堀の間の広大な敷地に大きな屋敷が建っています。今のところ非公開です。

西川甚五郎邸

大きな看板が出ているわけではなく、西川甚五郎邸と確認できるのは玄関わきの「西川甚五郎本店」という小さなプレートくらいです。八幡堀観光に来て散策している人の大半は、ここが西川産業のゆかりの場所だと気づかずに通り過ぎると思います。

西川甚五郎邸

現在工事中でした。塀とか外壁とかもかなり修復している感じがあるので、今後資料館か何かで公開されることになるかもしれません。

2021年の西川甚五郎邸

全体的に改修されて綺麗になりました。

西川甚五郎本店の内部

残念ながら西川甚五郎本店は非公開です。ただ、西川チェーンHPに内部を紹介した記事があったので紹介しておきます。よくこの状態で残ってるなという江戸から明治、大正までの時代感が凄いです。リンク先に飛んでご覧ください。

西川創業の地に今も残る「西川甚五郎本店」。貴重な建物の内部をお見せします。 | 西川チェーンの店
西川産業(通称・東京西川)と西川リビング(通称・大阪西川)、京都西川の三社統合(現:西川株式会社)を機に、現在も発祥の地に残されている「西川甚五郎本店」を訪ねました。前回お届けした歴史編に続き、今回は建物編として、支配人にご案内頂き一般非公開の「西川甚五郎本店」内部を貴重な写真とともにお届けいたします。

 

ちなみに、近くで公開されている「西川利右衛門邸」は別の流れをくむ西川家です。肉屋さんの「まるたけ近江西川」も西川さんですし、近江八幡市って西川さん多いんです。

旧西川家住宅(西川利右衛門邸)

旧市街散策「郷土資料館・歴史民俗資料館」&「旧西川家住宅」に行ってみた
「近江八幡おもてなしパスポート」で利用できる7施設のうち、近江八幡市立資料館の3館(郷土資料館、歴史民俗資料館、旧西川家住宅)と、旧伴家住宅(八幡教育会館)の4つは旧市街地の中心・新町通りに位置しています。この4施設について、2回に分けて紹...

西川庄六商店・ホッチポッチ(HOTCH POTCH)

近江商人ゆかりのお店「ホッチポッチ(HOTCH POTCH)」と「西川庄六商店」
近江商人について調べていたら面白いところにたどり着きました。 「ホッチポッチ自由が丘 WEBshop」と「西川庄六商店」というお店です。 インテリア雑貨・ファッションなどを扱うのが「ホッチポッチ自由が丘 WEBshop」...

コメント