近江商人ゆかりのお店「ホッチポッチ(HOTCH POTCH)」と「西川庄六商店」

近江商人について調べていたら面白いところにたどり着きました。

ホッチポッチ自由が丘 WEBshop」と「西川庄六商店」というお店です。

インテリア雑貨・ファッションなどを扱うのが「ホッチポッチ自由が丘 WEBshop」です♪

西川庄六商店」の主力商品である扇子は楽天市場でも売られています。

この2つに共通する会社が「メルクロス株式会社(MERCROS)」という食品やリビング素材を扱う「商社」です。

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メルクロス株式会社とは

東京に本社がある食品やリビング素材を扱う「商社」です。社長は「西川宗行」氏です。

旧西川邸(西川利右衛門)とか、ふとんの西川とか、近江八幡の近江商人の話題でよく出てくる「西川」という名字です。

この西川宗行氏も近江商人16代目とのことです。初代が西川庄六で、2台目西川利右衛門の子供ということです。本家が西川利右衛門、分家にあたるのが西川庄六となります。11代目で本家は途絶え、西川庄六の方がメルクロスとして残っています。

会社沿革・歴史(メルクロスHP他より)

  • 1585年 近江八幡市で創業(西川庄六)
  • 1624年 大阪店出店
  • 1644年 江戸日本橋出店(3代目の頃)
  • 1983年 西川利右衛門住宅、重要文化財指定
  • 1985年 創業400年
  • 1994年 メルクロスへ社名改称
  • 1997年 東京自由ヶ丘へ小売店舗「HOTCH POTCH」出店
  • 2008年 近江八幡市に大文字屋を出店
  • 2016年 大文字屋を西川庄六商店へ屋号変更

ちなみに、3代目西川庄六は4代目西川利右衛門の子供。3代目西川庄六の長男は7代目西川利右衛門となります。

薩摩藩島津家の指定御用商人になるなど、本家(西川利右衛門)に次ぐ豪商となったそうです。

近江八幡市に出店したときの「大文字屋」は、本家(西川利右衛門)の屋号「大文字屋」・「近江屋」から付けたと思われます。

本家(西川利右衛門)は、11代目(昭和5年)で途絶えています。ただ何回も西川庄六から養子を迎えていることや、屋号も西川利右衛門と西川庄六、さらにその他の分家で「大文字屋」「近江屋」が繰り返し使われていることから、この両家の繋がりは強いようです。

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HOTCH POTCH自由が丘店

メルクロスが運営する小売店舗です。

ホッチポッチ(HOTCHPOTCH)の名前の意味は、英語で『ごちゃまぜ』とのことです。

「自由が丘のメインストリートにある店舗には、国内外からセレクトされた商品が数万点並んでいて、まさに『ホッチポッチ!』迷路のようです。」(公式HPより)

場所

住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-26-20

東京なので全くわかりません。

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西川庄六商店

「1585年 近江八幡にて創業
安土桃山時代より約400年続く西川庄六商店は、今でいう「セレクトショップ」
近江商人として大阪や江戸で日本中の「良いモノ」を取り扱いました
そして、現代
扇子を中心に、日本に今も残る「良いモノ」を現代の暮らしに合わせて
新しい商品を提案致します」(公式HPより)

場所

  • 住所:〒523-0871 滋賀県近江八幡市新町2-8

場所は、先日紹介した「旧西川家住宅」の向かい側にあります。

近江八幡_新町通り

この写真だと左が「旧西川家住宅」で右に「西川庄六商店」があります。

西川庄六邸(県指定文化財)

これが西川庄六商店です。「西川庄六邸(県指定文化財)」の立札が立ってます。

西川庄六邸(県指定文化財)

そこを改装して店舗にしているようですが、「営業:土日祝(9:30-16:00)」のため、開店時に前を通ったことないです。

主力商品は扇子で、別注のオリジナル扇子の仕立てもしているようです。公式HPで受け付けています。インバウンドも意識したHPになってます。

かわいらしい和雑貨が沢山あります。せめて観光シーズンの10月、11月くらいは平日も営業してくれないものだろうか?