近江八幡市のお隣、滋賀県野洲市「鮎家の郷(あゆやのさと)」跡地に、福岡県の食品メーカー「かねふく」が運営する明太子のテーマパーク『めんたいパークびわ湖』がオープンしました。
2020年「鮎家の郷」閉店後、「福岡の食品メーカー」に譲渡となっていたので、かねふく・めんたいパークじゃないかと予想されていましたが、その通りになりました。
プレオープンで訪問した様子を追記、改訂(2021/12/4更新)
めんたいパークびわ湖
概要
「めんたいパーク」は、工場併設で工場見学やフードコーナー・遊べるミュージアムなど、明太子専門テーマパークです。
めんたいバークびわ湖に有料ゾーンはありません。全て入場無料です。
- 2021年12月10日オープン
- 営業時間:9時~18時(工場見学は17時まで)
- 駐車場:300台(無料)
- バス駐車場:18台
- 入場料金:無料
一般駐車場への出入りは、今まで出口で使われていた方です。
初年度、年間100万人の来場を目標としているとのこと。ゆくゆくは300万人を目標。
オープンに先立ち、12月1日~12月8日まで近隣の皆様を特別招待ということでプレオープン(10時~16時)が行われています(誰でも入れます)。
公式ホームページ
場所・アクセス
- 住所:〒524-0201 滋賀県野洲市吉川4187
近江八幡市から見ると、湖岸道路を走って野洲川を渡る少し手前の琵琶湖岸にあります。
隣の敷地で毎年夏になると『ひまわり迷路』が開催されます。鮎家も協力していたようですが、主催は「野洲市青年農業者クラブ」なので、コロナが終息すれば再開されると思います。
アクセス・自家用車
- 大型無料駐車場あり
名神高速道路の場合、最寄りのインターチェンジは「栗東IC」か「竜王IC」です。大阪・京都方面からなら栗東IC、北陸・名古屋方面からなら竜王ICです。
ただ、時期にもよるけど京都から湖西道路を使って琵琶湖大橋を渡り湖岸道路とか、東からなら米原ICや彦根ICで降りてしまって湖岸道路でも便利です。
めんたいパーク単独で半日も過ごせる場所では無いので、他に寄る場所と合わせて計画すれば良いでしょう。
アクセス・近江鉄道バス
- 最寄り駅:JR野洲駅
野洲駅北口発着の「吉川線」で終点「鮎家の郷」まで行けましたが、現在はバス停が廃止になっています。今後、オープンすればバス停の名前を変えて復活するかもしれません。
めんたいパークびわ湖(2021/12/3訪問)
2021/12/3のプレオープン期間中に訪問した様子を紹介します。「めんたいパークびわ湖」は全て無料で、有料ゾーンはありません。
外観・エントランス
建物は「鮎家の郷本館」を改修して使用しています。
後で出てくる鮎家の郷と比べて欲しいですが、ザックリいうと入口の部分が囲われて、屋根の瓦が白色に変わりました。
中に入ると氷川きよしさんが出迎えてくれます。タラコン博士とタラピヨがいて撮影スポットになってます。入って正面に2階に上がるエスカレーターがあるので乗りたくなりますが、2階は休憩スペース(飲食スペース)しかありません。
真っすぐ奥に進みましょう。
1F(メインスペース)
1階がめんたいパークのメイン部分です。
- 工場エリア
- 直売店エリア
- フードコーナー
- 休憩スペース
と全てが揃ってます。写真は人が多くて処理が面倒なので省略。
ザックリいうと、入って右側が工場エリア。ガラス越しに作っている様子が見学できます。その奥にフードコーナーがあります。
フードコーナーの価格はこんな感じ。全て税込。
- ジャンボおにぎり:390円
- 明太ぶたまん:310円
- 明太ソフトクリーム:360円
- 明太パスタ:790円
他にも、鬼盛りめんたい丼、ドリンク類などもあります。
購入したものはそのまま休憩スペースで食べられます。1階のイートインスペースは、琵琶湖側に用意されています。鮎家の郷の時は全く気が付きませんでしたが、琵琶湖がよく見えます。休憩スペースには、無料の水・お茶もあります。
フードコーナーの裏にエレベーターがあるので、それで2階の休憩スペースに上がることもできます。
1階のメインは直売店です。
工場で作りたての明太子などが売られています。特に、1回も冷凍されていない生明太子は他では簡単に手に入りません。
2F(飲食スペース)
エントランス正面のエスカレーター(上りのみ)か、フードコート裏にあるエレベーターを使って2階に上がれます。2階は全て休憩スペースになっています。0~2歳のベビースペースも作られているので、小さい子供連れでも安心です。
エレベーター横には授乳室もあります。
元々の建物が大きいため、かなり広めの休憩スペースです。
2階でお勧めなのが、テラス席。琵琶湖側のドアから外に出られるようになっています(ちょっと出入りの段差注意)。
天気が良いと、琵琶湖と湖西の比良山系が一望できて爽快です。
キッズパーク・フォトスポット
1階のフードコートを通り過ぎて、一番奥から外に出ると『タラピヨキッズパーク』があります。ここも全て入場無料です。
屋外の「ふわふわドーム」などだけでなく、室内で遊べる場所も用意されているので雨の日も遊べます。対象年齢としては未就学児までくらい。せいぜい小学校低学年までという感じです。
ここも人がいて写真を撮ると面倒なので、施設の看板でどーぞ。
屋外の一角に琵琶湖をバックにして「めんたいパーク」オブジェが置かれており、フォトスポットになっています。ただちょっと残念なのは、設置角度的に午後からだと逆光になってしまいます。映える写真を撮りたい場合は、午前中にどーぞ。
キッズパーク・フォトスポットには駐車場から直接行くこともできます。
エリア概略図
パンフレットをスキャンしたエリア概略図です。左が入り口側、上が琵琶湖側になります。
屋外にあったトイレも使えるようになっている感じでした。その隣に自販機が置いてあるので、ビワイチなどで中に入るまでは面倒って場合には便利そうです。
「鮎家の郷」を知っている方は、他にも建物があったよねと思われるかもしれませんが、一般に公開されているのはこれだけです。
外観は昔を知っている人は「鮎家の郷」のイメージが残ってますが、内部は完全に「めんたいパーク」になってました。
めんたいパークの紹介
既存のめんたいパークは全国で4箇所
- めんたいパーク大洗(茨城)
- めんたいパーク伊豆(静岡)
- めんたいパークとこなめ(愛知)
- めんたいパーク神戸三田(兵庫)
滋賀県にできると関西では2ヶ所目、場所的には「めんたいパークとこなめ」と「めんたいパーク神戸三田」の間になります。
琵琶湖は湖なのに「めんたいこ?」と言われそうですが、海なし県の群馬県にもオープン予定だし、兵庫の神戸三田も完全に山の中です。
かねふくによると、「滋賀県は、関西だけでなく、北陸・中部からも訪れやすい良い場所」という進出理由のようです。こんなに作って需要があるんですね。
個人的には場所よりも、このポップな外観が気になります。
鮎家の郷は和風な建物でしたが、改修してめんたいパーク仕様にするようです。
工場見学可能です。鮎家の郷は別館で見下ろす感じでしたが、そちらは使わないようなので、本館内に見学場所ラインも作られると思います。
明太子について勉強できます。
他には、小さい子供がちょこっと遊べるような場所、試食、軽食(めんたいおにぎりとか)、ソフトクリームなど、当然めんたいこの販売所もあります。
まとめ
めんたいパーク滋賀県に進出
閉店した「鮎家の郷」跡地に、福岡県の食品メーカーかねふくの「めんたいパークびわ湖」が2021年12月10日オープン予定です。
「鮎家の郷」の閉店理由として、コロナで潰れたように言われていますが、最後のトドメはコロナだったにしてもその前から閑散としていました。要因として観光バスをゴッソリ持っていかれた「ラコリーナ近江八幡」の開業があったと思います。まぁその前から既にかなり減ってましたが・・・。お中元・お歳暮需要が減る中、昆布巻きは厳しかったですね。
めんたいパークびわ湖の滞在時間は、買い物だけなら1時間、飲食をするなら2時間くらいかなと思います。ちょこっと寄って、お土産を買って帰る感じ。
場所的に何もないところなので、琵琶湖に遊びに来た人のお土産買いや、ビワイチサイクリストの休憩需要などを取り込めば人気が出ると思います。
ちなみに、めんたいこ以外の地元系お土産は全くありません。そこが「鮎家の郷」との大きな違いです。
めんたいパークびわ湖から、滋賀県で一番の集客施設『ラコリーナ近江八幡』までは車で20分くらいです(道路が混んでなければ)。どちらも片方だけだと半日も時間がかからないので、合わせてどーぞ。
ふと思ったのは、滋賀めんたいパークは、めんたいパーク滋賀とか、めんたいパーク野洲とかにならずに、「めんたいパークびわ湖」となったところが滋賀県っぽい。しかも漢字で「めんたいパーク琵琶湖」ではなくて、ひらがなの「びわ湖」。
鮎家の郷
「鮎家の郷」「倒産」で検索してくる人がいるので追記しておきますが、『鮎家』は健在です。堅田の店舗は営業しているし、百貨店などでの販売も続いています。
鮎家ホームページ
顔ハメパネルは・・・さすがにこれは無くなるか。めんたいの顔出しパネルあったけど。
(鮎家の郷の書き間違い例:鮎家の里、鮎屋の郷、鮎屋の里 )
この外観がどこまで変わるのか???
そして広大な敷地をどうするのか?
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