アニメ「けいおん!」の聖地であり、映画「君の膵臓をたべたい(キミスイ)」のロケ地にもなった旧豊郷小学校に行ってきました。
豊郷小学校旧校舎群は、近江八幡市名誉市民第一号のウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の「ヴォーリズ建築」ということで、近江八幡市との繋がりがあります。
豊郷小学校旧校舎群
場所
近江八幡市の北東20kmくらいの距離です。
- 住所:〒529-1169 滋賀県犬上郡豊郷町石畑518
- 見学可能時間:AM 9:00~PM 5:00
- 駐車場:無料
時間内であれば校舎内に自由に入ることができます。現在の豊郷小学校はすぐ裏になるので、そちらと間違えないでください。
アクセス・電車
- 最寄り駅:近江鉄道豊郷駅
- 駅から:徒歩10分程度
名古屋、北陸方面からであれば、JR米原駅・彦根駅で近江鉄道に乗り換えて豊郷駅まで行けます。
関西方面からだと、JR近江八幡駅で近江鉄道に乗り換えて八日市まで行き、そこで乗り換えて豊郷駅に向かうしかないので、かなり遠回りです。
「君の膵臓を食べたい」の聖地巡礼であれば、最初のデートの待ち合わせ場所である近江鉄道八日市駅や、福岡に行くときに最初に乗った近江鉄道に乗れるので良いかもしれませんが・・・。そうでなければ、下記JR最寄駅から行く方が楽です。
JRの場合、彦根市の河瀬駅が最寄です。そこから3.5kmほどです。関西方面からの場合、一つ手前のJR稲枝駅からでも同程度です。
どちらの駅も新快速は停車しません。
アクセス・車・駐車場
名神高速道路、湖東三山スマートI.C.で降りて、約10分です。
近江八幡市から行く場合は、県道2号線か国道8号線を使って40分程度です。
駐車場は、旧校舎の正面中央入り口から入って、左側に数十台分あります。もちろん無料。
歴史
卒業生の「古川鉄治郎」氏の寄附により、ヴォーリズ氏の設計で昭和12年(1937年)に建設されたものです。建設当時、「白亜の教育殿堂」「東洋一の小学校」といわれ、平成25年に国の登録有形文化財になっています。
古川鉄治郎・・・丸紅の元専務ですが、叔父が伊藤忠兵衛です。伊藤忠兵衛は「伊藤忠商事」「丸紅」の創業者です。
古川鉄治郎の寄贈額ですが、当時の60万円(現在価値で数十億円)、豊郷町予算の数倍という半端無い額です。
ちなみに今でも「丸紅」の新入社員研修が行われているようで、写真が飾ってありました。
2004年に新校舎が建設されたのですが、その前後のゴタゴタはかなりニュースになりました。旧校舎も取り壊し寸前でしたがギリギリで生き残り、その後改修されて現在は町立図書館、子育て支援センターなどとして活用されています。
また「けいおん!」で聖地として注目されてから、聖地巡礼での見学が増え、観光拠点となっています。
改修後はドラマや映画のロケ地として使われることも増えています。
尚、改修では丸紅や伊藤忠商事、またその他多くの方からの寄附があったそうです。
実際の現場紹介
小栗旬が校舎から出て左に歩いて行きます。
小栗旬が呼び止められて、図書の仕事を言われる廊下ってこんな感じでしたね。
一直線に長くてきれいな廊下です。
小栗旬が授業をしていた教室。もしくは大友花恋が、怒って詰め寄る教室。
奥に見えるのは豊郷小学校の現在の校舎です。その間が校庭となってます。
浜辺美波が「死ぬよ」って言っていた屋上。大友花恋とのシーンもありましたね。
屋上は施錠されていて外には出られません。なので風見鶏は直接見えません。
こちらは「けいおん!」でも描かれていた階段の手すりにある「ウサギとカメ」。1階なので並んでます。上に登ると話が進みます。
2階から見ると亀が見下ろしてますね。単なる飾りや、コツコツと努力する大切さを教えるだけでなく、手すりを滑り降りないようにという狙いもあったそうな。
他にも講堂や「君の膵臓をたべたい」で図書館となっていた酬徳記念館なども良い感じです。3階はけいおん!風のセットにしてあるので、けいおん!ファンは涙モノかもしれません。
今回は時間が無くてじっくりと回れなかったので、機会を見てまた来てみたいと思います。
「君の膵臓をたべたい」滋賀県内のロケ地
校舎内、図書館内の大半のシーンが撮影された豊郷小学校旧校舎群の他に、映画「君の膵臓をたべたい」では滋賀県内各地がロケ地として使われています。
ざっと15ヶ所。
キミスイの主な滋賀県内ロケ地
- 滋賀大学、旧彦根西高、彦根西中
- 大津パルコ前交差点
- 近江鉄道八日市前駅
- 豊郷小学校旧校舎群
ザックリとロケ地と登場シーンの説明をまとめたのでどーぞ。
こんな作品のロケ地・舞台となってます
豊郷小学校旧校舎群がロケ地・舞台となった映画・アニメです。
- アニメ「けいおん!」
- 映画「逆転裁判」(2012年)
- 映画「だいじょうぶ3組」(2013年)
- 映画「僕は友達が少ない」(2014年)
- NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』
- 映画「君の膵臓をたべたい」(2017年)
- 映画「カツベン!」(2019年)
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