「近江八幡おもてなしパスポート」で利用できる7施設のうち、近江八幡市立資料館の3館(郷土資料館、歴史民俗資料館、旧西川家住宅)と、旧伴家住宅(八幡教育会館)の4つは旧市街地の中心・新町通りに位置しています。この4施設について、2回に分けて紹介します。まずは「郷土資料館、歴史民俗資料館」と「旧西川家住宅」です。
3施設の場所
白雲館などがある八幡堀観光の中心から数百mほど歩いたところです。
バスの場合、
- 運賃:220円
- 行先:長命寺行(のりば6)、野ヶ崎行(3)、八幡市内線(7)
- 降車:小幡町資料館前
- 所要時間:5分
車の場合、近くに「市営小幡観光駐車場」があります。
平日であれば日牟禮八幡宮周辺に無料で駐車して八幡堀散策をしながら歩いてきた方が良いです。途中にメンタームで有名な(株)近江兄弟社があり、ヴォーリズと少女の像や近江兄弟社メンターム資料館があります。
新町通りまで来ると、よく撮影で使われる場所となります。この新町通りを歩いて行くと、「旧西川家住宅」、「郷土資料館、歴史民俗資料館」と並び、通りを挟んで「旧伴家住宅」があります。
旧西川家住宅
- 料金:一般300円、小中学生150円
- 開館時間:9:00~16:30(入館16:00)
- 休館日:月曜日(月曜が休日の場合、その翌日)、祝日の翌日、年末年始
※5月、6月、10月、11月は無休
今は10月なので月曜日もやってます。私もよく見ずに勘違いしてました。月曜日の午後に行きましたが、他に誰もいなくてちょっと困りました。
旧西川家住宅は、昭和初期まで300年にわたって活躍した近江商人(西川利右衛門)の家です。公開されている家は、3代目によって1706年に建てられたもので、1983年に国の重要文化財に指定されています。
1985年より33ヶ月かけて改修され、商家の帳簿風景などが再現されています。NHK朝ドラ「あさが来た」の最初の頃の雰囲気をイメージしてもらうと良いかもしれません。
ちなみに先日第1子を出産した宮﨑あおいが演じていた、あさのお姉ちゃん「はつ」の嫁ぐシーンは八幡堀での撮影です。
話を戻して、旧西川家住宅(重要文化財)ですが、入り口はめっちゃ地味です。ボーっと歩いていると見落とすのでご注意を。
入り口を入ると、八幡瓦を飾った小道が奥へと続いており、そこに受付があります。
ここは撮影をする場合、許可を撮ってねとやたらと書いてあったので、ほとんど何も撮影していません。
見どころ
・商家の雰囲気
・綺麗な庭園
・八幡瓦
江戸時代の雰囲気を感じながら、縁側に座って日向ぼっこをしながらボーっと庭を眺めるという感じの場所です(ちょうど天気が良かったので)。展示自体は好きな人は好きでしょうが、似たような展示があちこちにあるので飽きるかも。
この施設ですが、八幡瓦のランプシェードなど、八幡瓦の小物があちこちに置いてありました。「ご入用については係員までお申し出ください」と書かれていたので、気に入ったものがあれば購入可能かもしれません。
郷土資料館、歴史民俗資料館
- 料金:一般300円、小中学生150円
- 開館時間:9:00~16:30(入館16:00)
- 休館日:月曜日(月曜が休日の場合、その翌日)、祝日の翌日、年末年始
※5月、6月、10月、11月は無休
このちょっと小ぎれいな四角い建物が郷土資料館になります。元々は明治19年(1886年)に警察署として建設されたもので、その後、昭和28年(1953年)に改築され、現在の形になったとのことです。改築の設計はヴォーリズ建築事務所が行っています。
この建物とつながる形で歴史民俗資料館もあります。こちらは江戸時代末期の建物を修復したものです。
見どころ
- 古道具類
- 昔の八幡絵図
- 歩くと軋む床
正直なところ近江商人について勉強したいとか、古い道具類が大好きだっていう人でなければ、中に入ってまで見るものが無いという感じもしたり・・・。近江八幡おもてなしパスポートを持っていれば、折角だし入ってみるかという感じでしょうか?
あっ、トイレが綺麗です。トイレネタ結構多いですけど、気になりません?
でもトイレは、斜め向かいにある「市営小幡観光駐車場」に立派なのがあるのでそっちがいいか・・・。
伊藤園の自販機も地味な色になってます。
まとめ・おまけ
ということで、今回の3施設は、古い道具が好きだったり、近江商人に興味があれば行ってみたらという感じです。
八幡瓦のランプシェードに興味があれば、旧西川家住宅に行ってください。八幡瓦の小物類を売っているお店はあまりないのと、ランプシェードは基本的に1点物なので、どこでも同じものがあるわけではありません。
郷土資料館の隣は、以前紹介した左義長まつりについて紹介している「文化伝承館」があります。(ブログ記事:文化伝承館 近江八幡-左義長まつり)
また、郷土資料館の奥には、「cafe & shop SHINMACHI 」があります。(ブログ記事:近江八幡を100%味わう「cafe & shop SHINMACHI )ここは、郷土資料館内から直接も行けるし、郷土資料館と文化伝承館の間を通り抜けても行くことができます。
ショップだけであれば入館の必要は無いので、時間が無い場合ショップを覗く方が楽しいかも。