2019年(平成31年)・3月16日、17日に近江八幡・左義長まつりが行われました。
近江八幡市に420年余伝わる国選択無形民俗文化財の祭りです。場所は、八幡山の麓にある日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)と、旧市街が中心となります。
最後の紹介は、近江八幡日牟禮ヴィレッジ『たねや日牟禮乃舍・クラブハリエ日牟禮館』で1年のうちこの2日間だけ販売される左義長名物を紹介します。
たねや・クラブハリエの左義長名物
近江八幡日牟禮ヴィレッジとは
左義長まつりが行われる八幡山麓にある日牟禮八幡宮の境内にあります。和菓子の『たねや日牟禮乃舍』と、洋菓子の『クラブハリエ日牟禮館』を総称して、近江八幡日牟禮ヴィレッジと呼びます。
和菓子の『たねや日牟禮乃舍』はこちら。これは左義長まつりの数日前。ぜんざいなどの甘味や食事がとれる茶屋もあります。
洋菓子の『クラブハリエ日牟禮館』。奥にヴォーリズ建築のカフェもあります。
ラコリーナ近江八幡ができるまでは激混みしてましたが、今は以前に比べれば空いてます。
左義長名物『竹羊羹』
- 青竹に黒糖風味の水羊羹を流し込み、手作業で仕上げました。
ほのかな青竹の香りと昔懐かしい風味をお楽しみください。
【価格】 1本 300円(税込)
【販売期間】 3月17日(土)、3月18日(日)
【販売店舗】 日牟禮乃舍、近江八幡店
天然青竹なので1本1本微妙に違います。竹羊羹だけは、JR近江八幡駅からの途中にある「たねや近江八幡店」でも売られています。
竹羊羹の食べ方
実際に買ってみました。赤いシールで蓋がしてあります。買う時には、日持ち明日までと念押しされます。
赤いシールを剥がした様子。竹の中に羊羹が入っています。
でも、、、この状態ではひっくり返しても中身は出てきません。
どうやって食べるのか???
このシールに書いてあります。
読む前に剥がして読めなくなると悲惨なことになるので、読んでから剥がしてください。
開け方は簡単です。
「竹の底に、キリで穴をあけてください。」
・・・・。
キリって・・・。
キリがなかったので、千枚通しを探し出してきました。
竹自体は柔らかく、思いのほかスッと簡単に穴が開きます。
買ってすぐ食べたい場合はお店で開けてくれるのでしょうか?
たぶん開けてくれます。
穴を開けて、ひっくり返してトントンすると、スルッと羊羹が出てきます。
思いの外スルスルと出てくるので、落とさないように注意してください。
味はアッサリ目の羊羹で、1本ペロリと食べられます。
『たねや あたまはり』
- かつては左義長まつりで売られていた「あたまはり」。
ひとつひとつ手作業でつくり上げた、昔なつかしい飴です。
【価格】 1袋(7本入) 250円(税込)
【販売期間】 3月17日(土)、3月18日(日)
【販売店舗】 日牟禮乃舍
これは買わなかったですが、こんな感じで売られてます。
大人へのお土産は竹羊羹、子供へのお土産は「あたまはり」でどうでしょう?
『左義長あげあんぱん』
- たねやのあんこを包んだ揚げあんぱんに、黒糖と黒豆きな粉をまぶして仕上げました。左義長まつり期間限定のお菓子です。
【価格】 1個 250円(税込)
【販売期間】 3月17日(土)、3月18日(日)
【販売店舗】 日牟禮館
日牟禮館前のテントで売られてます。
他にも日牟禮館限定品としては「近江鶏のトマトパイ」と「春野菜のグラタンパイ」が売られてます(各600円)。
たねやの日牟禮あんぱんを揚げパンにして、永源寺産のきな粉をたっぷりまぶしたパンです。
テント内で揚げて、そのままきな粉の中に入れて全面きな粉にされた出来立てが買えます。出来立てなので、ほんのちょっとだけ完成を待ちます。
これは持ち帰るよりも、出来立てをその場で食べる方が美味しいです。
そして、きな粉まみれになります。形も丸いし、綺麗に食べるのがなかなか難しい。
歩きながらというより、ベンチに座って食べたいです。
まとめ
ということで、近江八幡日牟禮ヴィレッジ『たねや日牟禮乃舍・クラブハリエ日牟禮館』で1年のうちこの2日間だけ販売される左義長名物『竹羊羹』、『たねや あたまはり』、『左義長あげあんぱん』でした。
ちなみに、約1ヶ月後に同じく日牟禮八幡宮で行われる「八幡まつり」では、特に限定品はありません。左義長まつりが町人の祭りなのに対して、八幡まつりは五穀豊穣を祈る農民の祭りのためと思います。
次に食べられるのは1年後、2020年の左義長まつりです。日程は、3月14日(土)、15日(日)です(たぶん)。
まとめページ:天下の奇祭「おうみはちまん 左義長まつり」はこちら
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