2019年(平成31年)・3月16日、17日に近江八幡・左義長まつりが行われました。
近江八幡市に420年余伝わる国選択無形民俗文化財の祭りです。場所は、八幡山の麓にある日牟禮八幡宮と、旧市街が中心となります。
2日目(3/17)の20時から行われた『左義長奉火』の様子を紹介します。放火じゃないですよ。
近江八幡市に15年住んでますけど・・・まともに出かけたのは初めてです。
- 1日目の様子はこちら
- ダシコンクールの結果はこちら
3月17日 左義長5基一斉奉火
左義長まつりの2日目は、午前中に左義長大祭が日牟禮八幡宮拝殿であります。その後、夕方までは「左義長自由げい歩」で町内を自由に練り歩きます。
その間、日牟禮八幡宮馬場を中心に、「組み合わせ(ケンカ)」と呼ばれるダシ同士のぶつけ合いが行われます。
廻れ廻れ(マッセマッセ)
夕方になると奉火の順番に従い、日牟禮八幡宮を目指します。
日牟禮八幡宮に戻る前に、白雲館前でひと騒ぎ。クルクル廻って踊ります。
「廻れ廻れ(マッセマッセ)」
ついでにとび太くんも「まっせ、まっせ」
白雲橋からの夜の八幡堀。暗くてよくわからないですね。
夜の日牟禮八幡宮の拝殿。いつもは無い神輿が置かれ、ライトアップされてます。
左義長5基一斉奉火(20:00)
20時から左義長5基に一斉奉火があり、その後は20分おきに1基ずつ順次奉火されます。
最後の左義長が奉火されるのは22時20分ころになります。
奉火のために松明がせまる。
2ヶ月ほどかけて作った左義長ダシが・・・。
着火・・・紫竹会の亥風堂々
後ろの赤い飾りのところに火をつけるため、瞬く間に燃え上がります。
火の粉が舞います。近くにいると飛んできます。
そして、熱い。
これ以上入ってはいけません的な区切りは無いので、参加者と同じ距離でどれだけでも近づけます。左義長に巻き込まれて押し倒されようが、自己責任です。
消防の人は待機してましたが、火事にならんのか?という程の予想以上に凄い勢いで燃えます。
ついに燃え落ちる左義長ダシ。イノシシの丸焼き。
20時からの一斉奉火は5基が燃えるため見ごたえがあります。その後も、順次奉火されていきます。
奉火が始まってしばらくしても、順番が後ろの方の左義長は町の中を歩いています。
10時半くらいの小幡市営駐車場(シャトルバス発着場)近くを歩く左義長の様子。
まとめ
15年住んでいながら初めての左義長見物でした。
- 精巧な左義長ダシをじっくり堪能:1日目の昼過ぎから14時の渡御に出発するまで
- 祭りはケンカだ:2日目の昼から
- 旧市街での練り歩きを見たい:1日目14時以降と2日目午後
- 壮大な火祭りを体感したい:2日目の20時前後
という感じでしょうか。
他にも、
- たねや日牟禮乃舍・クラブハリエ日牟禮館の限定和菓子:2日間限定
- 八中太鼓(八幡中学校・太鼓部)による太鼓演奏:1日目15時~
などの楽しみ方もあるので、よろしければ次回お出かけください。
まとめページはこちら
2020年の左義長まつりは、3月14日(土)、15日(日)です(たぶん)。
私も「組み合わせ(ケンカ)」を今年は見ていないので、来年は見に行きたいと思います。
さぁ、次は4月14日(日)、15日(月)に行われる近江八幡の火祭り第2弾『八幡まつり(松明祭り・太鼓祭り)』ですね。
追伸
左義長まつり2日目の「奉火」が行われているときに、白雲館前の白雲橋から男性が転落し心肺停止になっているというニュースが新聞、テレビで出ていましたが、その後、死亡が確認されました。
原因ですが、近江八幡署によると「死因はくも膜下出血で、病死とみられる。頭を打ったことによるものではなく、転落する前に発症していたとみられる。」とのことです。
49歳と言われると身につまされる思いがあります。ご冥福をお祈りいたします。
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