平成から令和への改元とGW10連休が近づいてますが、先日の旧パーミリー邸販売中に続きヴォーリズ建築の話です。
ちなみに旧パーミリー邸は入札により売却されますとの表示に変わってました。最低入札額は無いので、上手くいけば安く買えます。ただし、リノベーションが前提条件です。
話を戻して、近江八幡市内には多数のヴォーリズ建築がありますが、その中の2棟、アンドリュース記念館・ウォターハウス記念館が期間限定で特別公開されます。春と秋の年に2回、期間限定公開されているようです。
期間限定:ヴォーリズ建築2棟の特別公開
築100年を越える、通常非公開のヴォーリズ建築が特別公開されます。館内には観光ボランティアガイド協会の方が常駐されているので、案内対応可能です。
- 開館施設 アンドリュース記念館・ウォターハウス記念館
- 期間:4月26日(金)~5月7日(火)
- 時間:10:00〜16:00
- 料金:2館で300円(1館のみ200円)
- 備考:開示部屋(見学可能エリア)は一部制限があります。
アンドリュース記念館(国登録有形文化財)
以下の説明コメントは、近江八幡観光物産協会ホームページからの転記です。
「ハーバート・アンドリュースはヴォーリズの大学時代の親友です。 アンドリュースは、ヴォーリズに導かれてキリスト教信者となりましたがその後、若くして昇天しました。
遺族より贈られた資金を基に、ヴォーリズ自身も貯蓄金の全てを捧げて、また、自らが設計し1907年に竣工したヴォーリズ建築第一号の建築物です。
会館内の書斎と暖炉のある小部屋は「祈りの部屋」と呼ばれ、当時のままの姿が保存されています。」
アンドリュース記念館の外観写真
後ろはこんな感じ。
この建物、お店が入っていたり、他にも一粒社ヴォーリズ建築事務所本社分室などの事務所が入っていて、普段から使われてます。
隣には近江八幡教会があります。建物は1981年に火事で全焼したため、1983年に一粒社ヴォーリズ建築事務所の設計により再建されたものです。
向かい側には近江八幡教会牧師館というものもあります。
ウォーターハウス記念館(国登録有形文化財)
以下の説明コメントは、近江八幡観光物産協会ホームページからの転記です。
「ウォーターハウスは早稲田大学の講師として来日しました。ヴォーリズに共鳴した彼は、一時帰国し神学校で学び夫婦で再び日本に戻り近江ミッションに加入しました。
鉄道などが整備されていない当時、彼は、湖畔伝導船(ガリラヤ丸)の船長としても活躍し、各地域で布教活動に力を注ぎました。
昨年で100年を迎えた当館は、アメリカの伝統的な建築様式である 「コロニアルスタイル」で建てられており、3階建て11室、暖炉が5箇所、煙突が2箇所備えられています。」
ウォーターハウス記念館の外観写真
池田町洋風住宅街(ヴォーリズ建築群)にある建物の一つです。家も良いですが、レンガ積の塀が立派です。
隣も吉田悦蔵宅というヴォーリズ建築です。こちらは非公開。他にも数軒、レンガ積みの塀を持つ住宅があります。
アクセス
徒歩
JR近江八幡駅からだと、どちらも2kmくらい。徒歩25分ほどです。
バス
近江鉄道バス約5分「八商前」、「小幡上筋」、「小幡町資料館前」で降りるのが最寄バス停です。そこから徒歩5分程度。
路線:野ヶ崎線、長命寺線、八幡市内線(遠回りの可能性あり)
- アンドリュース記念館:小幡町資料館前
- ウォーターハウス記念館:八商前
2棟はJR近江八幡駅から伸びる「小幡町通り」を挟んで反対方向になります。2棟の間を行き来する場合、550m、徒歩で約7分です。
ヴォーリズ建築散策マップ
こちらのチラシをどーぞ → Vories_map(2019春ヴォーリズ建築めぐり)
ヴォーリズ年譜、散策マップ、特別ガイドツアーの案内などが載ってます。
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