滋賀県近江八幡市の小中学校(幼稚園も)は、安倍首相が臨時休校要請を出した時点から律義に休校が始まり、市内で感染者が出たとしてGWまでの休校が決まり、緊急事態宣言延長が発表される前から5月中の休校延長が発表されました。
今年度の学校教育はどうなるんだろう?と不安な保護者の方も多いと思います。
5月7日に近江八幡市の教育委員会・学校教育課から『本市における「学校再開後の学習指導の進め方」』が示されたので、特に重要な部分を紹介します。
学校再開後の学習指導の進め方(近江八幡市)
概要版をさらにギュッと凝縮してます。まだ未定の部分も多いし、今後の状況次第で変更もあるでしょうが、多少なりとも学校再開後のイメージが付くと思います。
優先すべき事項
- 小学校6年生、中学校3年生は、学校の教員全員で学習機会の保障に努める。
- 未指導分の学習内容が発生する場合については、次に進む学年で補充的に指導を行うなど弾力的な運用も考える。
授業時間数の確保
- 学校行事等の見直し
- 週時程(時間割編成)の工夫
- 土曜授業の実施
- 長期休業期間の活用(学習登校日の実施)
「夏季休業期間中の学習登校日」の基準(冬季休業中は未定)
小学校
- 1学期終業式7月20日(月)
- 2学期始業式8月28日(金)
- 7月21日(火)、22日(水)、27日(月) 、28日(火)
- 8月21日(金) 、24日(月) 、25日(火)、26日(水)、27日(木)
中学校
- 1学期終業式7月17日(金)
- 2学期始業式8月28日(金)
- 7月20日(月)、 21日(火)、22日(水)、27日(月)、28日(火)
- 8月21日(金)、24日(月)、25日(火)、26日(水)、27日(木)
配慮事項
1.感染症の拡大防止
- 原則マスク等を着用する。
- 換気を十分に行う。1から2mの距離が保てるように机を離したり、学校規模によっては分散型の授業形態を用いる。
- 当分の間、班での学習は控える。
- 定期的に手洗いやうがいを励行し、スイッチやドア等を消毒する。
2.水泳実習は中止。体育及び保健体育は、健康状態を把握できるまで持久走や激しい運動等は行わない。
3.部活動は、当面は平日のみの活動とする。また、生徒に参加を強制しない。
4.感染の可能性が高い音楽科、家庭科、体育・保健体育科の一部の実技指導について、指導の順序の変更や、密集を避けるよう対策を行う。
再開後の学習指導を円滑に実施するために
- 復習型の家庭学習から予習型の家庭学習へと移行し、家庭学習と連動した学習指導に努める。
- インターネット等の有効活用を可能な範囲で実施する。
- 学習に使えるPC端末がない場合、小学6年生や中学3年生を優先して、家庭学習の場として学校のPC教室の活用、タブレットPCの研究校にあるタブレットPCの貸出(数量に限りがある)による支援を準備する。
- 学校とオンラインでつながるための児童生徒のグーグルアカウントの取得を進める。
- 5月11日の週から、週1から2回、登校日(学校規模によっては分散型)を実施する。(ただし今後の感染状況によっては変更もあり得る。)
まとめ
この機会に9月入学への移行が話題になっていますが、実行には問題が多いため未だ不確定です。上記内容は従来の来年3月まででカバーする計画です。
個人的にはコロナを理由に9月入学へ変更する必要は無いと思ってます。一方で今年度だけでカバーするのも厳しい状況です。それならば今年度は来年4月まで、来年度は5月から再来年の3月の11ヶ月という感じで、2年計画でカバーするとかでどうでしょう?それはそれで問題はあるでしょうが・・・。
過去例のない事態への対応だし、感染第2波が来る可能性もあります。特に心配なのは秋から冬にかけて来たらどうするんだろう?
上記進め方に関しても失敗や問題は多数出て来るでしょうが、学校の先生も一生懸命対応しているので、保護者も協力して乗り越えていくしかありません。
具体的な予定などは各小中学校のホームページからどーぞ。
コメント