近年、全国的にムクドリが都市をねぐらにして、鳴き声による騒音や、フンの被害が騒がれていますが、近江八幡市も例外ではありません。
遂にこの季節が・・・『ムクドリ、襲来』(新世紀エヴァンゲリオン風に・・・)です。
ムクドリ問題について
ムクドリとは
大きさは24cmほどで、スズメより大きく、ハトより小さいです。翼と胸、頸は茶褐色で、頸から頭部にかけてと腰に白い部分が混じり、脚とくちばしはオレンジ色の鳥です。
元々は農作物に被害を与える害虫を捕食してくれるため益鳥(えきちょう)とされ、人間と共生していました。本来は里山の樹林地などにいますが、天敵である猛禽類(タカ、フクロウなど)やヘビなどから身を守るため、大木のある駅前広場や街路樹など市街地をねぐらにし始めたようです。
春から初夏の繁殖期は巣を作ってつがいで行動するため目立ちませんが、ヒナが巣立った後は大群となります。昼間は田んぼや公園などで餌を採るため分散していますが、夕方になるとねぐら周辺の電線などに戻って待機した後、日没とともにねぐらに戻ります。
天敵の少ない都市の住みやすさに適合してしまった鳥です。
ムクドリ被害とは
この写真で100羽以上います。最初の写真を撮った場所周辺だけでも数千羽のムクドリがいると思われます。
そうなるとどんな被害になるのか?大きく2つです。
- 騒音
これだけ集まると鳴き声がスゴイです。窓を閉めていても聞こえてきます。涼しくなって窓を開けようと思ってもテレビの音も聞こえないくらいの騒音です。特にねぐらに戻る前に待機する夕方が凄いですが、夜中までうるさいです。
- 糞害
これだけ集まるとフンの量も凄いです。駅前の街路樹の下などは、朝になると路面に木の形がわかるほどフンが落ちています。
朝は比較的早くいなくなるので大丈夫ですが、夕方の帰宅時はフンにやられないかビクビクです。
近江八幡市での被害と対策
近江八幡市でムクドリの大群が襲来するのは、駅周辺と北に延びるぶーめらん通り沿いの街路樹、横に交差するサンロード筋などです。
(その他、郊外の一軒家などはどんな感じかよくわかりません)
対策としては、他の市町村同様に有効な手段が無い状況です。鷹を使った追い出しもされたようですが、一時的に追い払うだけで根本的な解決にならないため継続した効果は期待薄です。
現在、駅前徒歩1分の平和堂跡地に建設中のプラウド近江八幡などはムクドリ襲来の可能性があります。
夕方の騒音が凄いですが、電線にとまることが多いのでマンションベランダに来たりすることは少ないです。
とはいえ、鳴き声だけでもかなり迷惑でしょう。良い対応策があればこちらが聞きたい。個人で何かできるようなレベルでは無い気がします。
コメント
滋賀県にエイカーというムクドリ対策の会社がありますけど
そんな会社があるんですね。
ただ個人レベルでどうこうはできないほどです。
とはいえ、電線とかも順番に対策してくれているようで、うちの周りは少しずつ良くなってます。