最近の図書館はどこも予算が厳しいので、雑誌・書籍などを思うように購入できていません。近江八幡市立図書館でも、以前に比べて雑誌の種類がかなり減っています。
そこで考え出されたのが、市民に雑誌購入のスポンサーとなってもらい、その代わりとして広告を掲示する「雑誌スポンサー制度」です。近江八幡市立図書館でも、いくつもの雑誌がスポンサー提供で購入されています。
2022年6月から、雑誌スポンサー制度に参加して雑誌提供を始めました。自治体ごとに少しずつ制度に差があるので、近江八幡市の「雑誌スポンサー制度」について紹介します。
近江八幡市の「雑誌スポンサー制度」
概要
制度の概要です。その他の細かい決まりごとに関しては近江八幡市役所もしくは近江八幡市立図書館のHPなどで確認してください(下部にリンク有)。
提供できる人
- 企業
- 商店
- 団体
- 個人(広告は個人事業主のみ)
近江八幡市は、個人提供可能です。個人名での広告は出せませんが、個人事業主として自分のHPなどの宣伝は可能です。ちなみに個人事業主は必ずしも事業届が必要なものでは無く、このような個人趣味程度のブログでも提供可能です。
広告不要の場合、匿名個人での提供は全く問題ありません。
提供期間
- 3月末までの年度区切り
- 1年ごとに自動更新(中止申請するまで)
雑誌の種類
- 雑誌リストから選択
- 他の人と被った場合、早い者勝ち?
175種類あります。最近、近江八幡図書館(含む安土図書館)の雑誌種類はかなり少ないので選び放題です。どちらの館に提供するかも選択可能です。
費用負担
- 選択した雑誌の年間購読料
自治体によっては一定金額のところもありますが、近江八幡市は選択した雑誌の購読料のみです。どの雑誌を選択するかで5000円~30000円くらいまで差があります。
金額も上記雑誌リストに記載があります。年度途中申請の場合、初年度は3月までの金額分負担になります。
掲載広告について
広告を掲載してもらう場合は下記内容となります。
- 雑誌架(場所は選択不可):スポンサー名など
- 最新号カバー表面:スポンサー名など
- 最新号カバー裏表紙:広告掲示
- 図書館ホームページ:スポンサー名
メインは雑誌カバー裏表紙の広告です。A5~A4サイズくらい。広告は自分で作成できますが、広告審査があるので何でもいいというわけではありません。広告内容は1年に1回変更することができます。
スポンサー名を図書館HPで公表しますとなってますが、どこにあるのか見つけられませんでした。
申し込み方法
下記申込書に記入し、広告原稿と一緒に申し込み。基準に適合しているか審査があり、OKの通知が来たら納入業者に代金支払いとなります。
申込場所
- 近江八幡図書館
- 安土図書館
持参、メール、FAX、郵送のいずれかの方法で申し込み。
他にも提出する書類があるので、いきなり申込書を出すよりは、図書館まで行って1回相談してからの方が確実です。
公式HP
近江八幡市役所
近江八幡市立図書館
2022年6月スポンサー開始
以下、雑誌提供開始までの雑記です。
きっかけ
図書館に行くと「シャーレ水ヶ浜」とか、「是的菜館 シーダサイカン」などのスポンサー雑誌があるのは知っていたのですが、広告を出せるのは事業者だけだと思ってました。しかし、広報に掲載された募集記事を見つけ、改めて近江八幡市役所HPにある制度要綱を見ると、個人事業主でも広告可となってます。
どうせスポンサーをするなら何らかのメリットが欲しいので、直接図書館まで確認に行ったところ、個人ブログ広告でも問題ないとのこと。それではということで申し込むことに。
選択した雑誌は、
- 日経マネー
ブログ内容と全然関係なく、完全に自分の趣味での選択です。読みたいけど毎月買うほどでもないし、読んだ後の処分も面倒だし、だったら図書館に置いてもらおうか。貸し出しは1ヵ月遅れになるけど、別にそれで問題ないしという感じ。
費用は月刊誌なので安く、年間7,680円。ブログの宣伝になれば、ワンチャン費用回収できるかもという淡い期待も。
申込み~支払い
5月末に相談後、6月は個人的に繁忙月なのでしばらく放置。6月中旬になって、やっと申込書と一緒に提出する広告案を作成。
素人の手づくりなので、ブログタイトル、トップページのイメージ、アクセス方法のみというシンプルなデザイン。
20日頃に申し込み書と一緒に提出。
数日後、審査OKの連絡が入りました。この雑誌、20日発売なので7月発売分からになるのかと思いきや、6月分からでいいですかと聞かれたのでOK返事。あとは納入先の本屋に連絡を入れるので、支払いはそちらでとなりました。
承認書類は郵送で届くのですが、それよりも早く本屋さんから着信。今年度は途中からなので割り引かれた支払額を言われ、支払い方法を相談。集金はいつがいいですかと言われたけど、出かけるついでに自分で支払いに行くことにしました。
数日後に支払い完了。ちなみに、近江八幡の本館か、安土館に入れるかで、納入の本屋さんが違うようです。
(近江八幡館に納入しておられた書店の閉店に伴い、安土の書店からの納入のみになったようです。2023/3/24追記)
図書館で設置完了
支払いから数日後には図書館に雑誌が置かれてました。
こんな感じ。川口春奈さんの表紙です。別冊が多い雑誌なので穴開けて紐で括ったりと扱いが面倒ですみませんという感じ。
裏から見るとこんな感じ。
広告は1年に1回変更可能なので、気が向いたら作り直します。
雑誌設置後のアクセス数は・・・変わらないですね。まぁ図書館でこの雑誌を読む人の数と、そこからさらにアクセスしてくれる人の割合を考えると増えても誤差レベルでしょう。それでも継続していれば多少の宣伝効果はあるのかな。
それよりも、これをきっかけに新しいスポンサーになってもらえると嬉しいです。
まとめ
近江八幡市立図書館の『雑誌スポンサー制度』の紹介でした。匿名個人でも可能ですが、せっかくするならということで個人ブログで宣伝することにしました。
これを読んで自分も参加してみたいという方は、是非ご協力をお願いします。昔に比べて図書館設置の雑誌がどんどん少なくなっているので、少しでも増えて欲しいです。
個人的には、
- 週刊ダイヤモンド
- ダイヤモンドZAi
- 日経おとなのOFF
- モノマガジン
- ランナーズ
- CARトップ
このあたりのスポンサー様が欲しいなぁと思ってます。
おまけ:本の寄贈について
雑誌スポンサーまでは無理だけど、本の寄贈ならいいよって人もいるかもしれないので、近江八幡市立図書館への本の寄贈について紹介します。
対象となる本
- 1年未満に出版された文芸書
- 郷土資料(近江八幡市および滋賀県に関する資料及び個人出版)
となっています。雑誌、時点、実用書、マンガ、参考書などは対象外です。
出版1年未満というのがちょっとハードル高いですが、新刊で買って読んだけど手元に置いておくほどの本では無いかなというものがあれば寄贈を検討してください。
寄贈方法
- 図書館のカウンターに持ち込み
- 申込書記入
- 受領書受け取り
という感じで数分で完了します。1冊からでもOKです。
寄贈本の取扱いは図書館に一任することになるので、必ずしも貸し出し本に回るとは限りません。
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