平和堂の食品売場レジが順次リニューアルされるようです。一番手として「アル・プラザ近江八幡店」の食品売場レジが2022年11月下旬に変わったので、どのように変わったかや新しく導入された「ピピットセルフ」の使い方を紹介します。
アルプラザ近江八幡 レジ概要
従来型の全て店員さんが処理するレジも残してあるので、セルフレジが難しい人も安心です。一方、色々なタイプのレジが混在しているので混乱しそうです。
4種類のレジ
かめさんレジ(従来レジ)
売場から見て左側から2台が「かめさんレジ」です。店員さんが商品バーコード読み取りをして、支払いもレジ係の人経由で行う昔からあるタイプのレジです。
自分で何もする必要がない代わりに、利用が集中して多少待ち時間が長くなっても我慢してねという意味の「かめさん」。
セミセルフレジ(新)
今回主流となったタイプ。商品のバーコード読み取りはレジ係の人が行い、支払いだけを精算機を使って自分でするタイプ。全部で5台。
細かく見るとさらに2タイプがあり、
- 3,4:現金,キャッシュレスどちらもOK
- 5,6,7:キャッシュレス専用
となっています。現金支払いをする人は5~7番は使えないので注意が必要です。現金支払いからHOPマネーなどのキャッシュレス決済へ誘導しようという意図が伺えます。
スマホの「HOPウォレット」アプリでも、会員読み取りから支払いまでできるようになってます。
フルセルフレジ
一番右側にあります。商品のバーコード読み取りから決済まで全て自分でするタイプのレジ。
機械は新しいものに変わりました。フルセルフレジの課題は万引き問題です。バーコード読み取り機の上にカメラがあるっぽいので、万引き対策も強化されてそうです。
HOPカードを最初に読み取ることで、モバイルHOP会員の確認も自動でしてくれます。こちらも、スマホの「HOPウォレット」アプリで会員読み取り、支払いまでできるようになりました。
台数は3台に減少。タイミングによっては混雑して並ぶことになりそうです。
ちょっとまだ自分で使ってないので、使ってみてから追記するかもしれません。
ピピットセルフ(新)
新しくできた「スマホレジ専用精算機」です。上の3種類のレジは従来通りに買い物かごに商品を入れてレジに行けばいいですが、ピピットセルフは入店時から対応する必要があります。レジ待ちが無いからと、急にここに来ても精算できないので注意が必要です。
簡単な流れはこんな感じ。
- スマホで入店チェックイン
- 買い物しながらバーコード読み取り
- 専用精算機でお会計
詳細な手順については後述します。
補足情報
モバイルHOP会員
HOPカード情報を最初に読み込むことで対象者は自動的に割引されるようになりました。対象となる条件は、『平和堂』アプリでHOPポイント番号を登録していることと思われます。これがしてあれば、HOPカード、HOPウォレットどちらの場合でも、自動的に割引になるはずです。
金券類(ギフト券、おこめ券、株主優待)支払いなど
店員さんを呼んで対応してもらう必要があります。
ピピットセルフの使い方
利用方法
利用準備
スマホは、店内にある「レンタルスマホ」、自分のスマホどちらでも利用可能です。
レンタルスマホはこんな感じで食品売場の両側に設置されています。
自分のスマホで利用したい場合は、専用アプリを入れておく必要があります。TOSHIBA TEC CORPORATIONの「ピピットセルフ」というアプリ。よほどのヘビーユーザーでなければレンタルでいいかな。
買い物の流れ
1. 入店用QRコードの読み取り
一番最初に、「入店用コード」を読み取りチェックインする必要があります。QRコードは、レンタルスマホのところと、ピピットセルフ用カートのスマホセット場所にわかりやすく表示されています。
2. 商品の読み取り
カートの左側にスマホを置く場所がある専用カートにスマホをセットします。これはカゴを横に置くタイプですが、縦タイプや子供を乗せられるタイプのカートもあります。
買い物中はカメラでバーコードをスキャンしながら、買い物かごに商品を入れていきます。金額がすぐにわかるので幾らぐらいになるかの目安になります。モバイルクーポンやHOP会員価格の反映は会計時です。
- 通常商品:真ん中下「スキャン」を押してバーコード読み取り
- バーコード無し商品:画面左下の「バーコードなし」を押して一覧から選択
- 複数購入:画面上で数量変更可能
- キャンセル:画面上で「明細」をタッチし、左にスライド、「×(取消)」を押す
3. 専用精算機で精算
最後にスマホレジ専用精算機に行き、お支払いボタンを押してスマホのバーコードを読み取ります。3台分あるのと精算のみなので、混んでいたことはありません。
それ以降の決済処理は、セミセルフやフルセルフの精算機と同じ。金券などを使いたい場合は決済前に店員呼出ボタンで来てもらいます。
フルセルフレジの隣にあるので、店員さんが出口に常駐されてます。最後にレシートで商品点数の確認などをされます。レンタルスマホを利用した場合は、返却場所に返します。
メリット・デメリット
メリット
- 買物金額の把握
- 商品詰め替えの削減
- 精算の短時間化
一番のメリットは面倒な商品詰め替え作業を削減きることです。
ただし、条件として「マイバスケット」もしくは「レジカゴ用マイバッグ(カゴの底に四隅がかかるバッグ)」を利用する必要があります。
手持ちの大きめのマイバッグを設置してみましたが、残念ながら四隅まで届かず。そうなると一番のメリットを享受できないので、新しい保冷ショッピングバッグを購入しました。
レジ精算が早いのもメリットです。単純な精算時間だけでなく、最近はフルセルフレジも混んでいて並ぶことがあるので、待ち時間なしで精算しようと思うならピピットセルフが確実です。リニューアルでフルセルフが3台に減ったので尚更です。
デメリット
- 面倒・難しい
- 自分スマホだと電池消耗
- 万引きを疑われそう
専用カートに設置したスマホに都度ピッピしながら買い物するのと、最後にまとめてピッとするのとどちらが楽かってことです。毎回、スマホのスキャンボタンを押してからバーコード読み取りになるので、商品点数が多いと結構面倒です。
買い物中はずっと画面点灯しておくことになるので、自分のスマホだと電池消耗します。この点からもレンタルスマホを使う方が良いと思います。
一番の懸念点は万引き対策だと思うのですが、使ってみた感じでは正直なところ大丈夫かって心配になりました。精算機のところに店員さんがいて、場合によっては商品点数確認をしますってなっているけど、実はそれぐらいしか対策をして無さそうで、悪意のないスキャン忘れスルーとかもありそう。
ということで、慣れてしまえば特にデメリットは無いような気がします。
こんな人にお勧め
- マイバスケットなどで商品移し替えの手間を減らしたい人
- 購入商品点数が少ない人
便利さを実感するにはマイバッグとの合わせ技を使うのが必須です。今回持って行ったバッグは少しだけ四隅にかからなくて、泣く泣く普通の買い物かごに入れて精算後に移し替えました。新しいレジバッグを購入したので、次回からは直接マイバッグ入れで買い物したいと思います。
商品点数が少ない人であれば、都度バーコード読み取りが大きな負担にならないのと、フルセルフレジが3台に減らされて混雑しがちなので、待たずに精算できるピピットセルフはメリットが大きいです。
最初はなんやこれ!って感じで戸惑いそうですが、慣れてしまえば便利なので恐れずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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