近江八幡市加茂町にある賀茂神社(かもじんじゃ)では、毎年5月6日に古式競馬「足伏走馬(あしふせそうめ)」という神事が行われます。
馬の守護神、馬の聖地として信仰されている場所です。
見物記事では競馬の様子しか紹介できていなかったので、改めて普段の賀茂神社の様子を見に行ってきました。
固定ページ:賀茂神社の足伏走馬-5月6日
ブログ記事:賀茂祭 足伏走馬 2018年5月6日 を見物
賀茂神社の場所・駐車場
場所
場所はJR近江八幡駅から西に4kmほど行ったところです。県道2号線(朝鮮人街道)から少し入ったところです。
駐車場
賀茂神社としての駐車場は無いようです。隣に加茂町運動公園(中央農村広場)があって、そこの前が少し広くなっているので、そこに停められます。広場内は足伏走馬の時は臨時駐車場として入れますが、普段は入れません。
そこでは遠すぎるという人は、
足伏走馬の時に競馬が行われる競馬場に停められます。賀茂神社の横になります。そこそこの広さがある割に、普段は車の通りはほぼ無いので停められます。
ただ車用のお祓い場所などもあるので、森の方の横に停めました。
賀茂神社の境内
賀茂神社
実は車を停めた時からあり得ない姿が目に飛び込んだのですが、それは少し置いといて、賀茂神社の境内を紹介します。
正面に回ってみます。立派な鳥居と木々に囲まれています。
11月は七五三詣ということで、のぼりが沢山立てられていました。
拝殿と本殿の方に行ってみます。拝殿の横には競馬の様子を描いた絵が掛けてあります。
祭祀跡(霊地)と御猟野の杜
賀茂神社の本殿の裏は、森となっています。これがスピリチュアルなパワースポットらしいので、賀茂神社に参拝に来られた時は、裏の森にも行ってみてください。
いわれを記した立札とともに祀ってあります。霊力にあふれたパワースポットです(私は全く感じませんが・・・)。
他にも元々加茂町から牧町にかけてが、天智天皇のころに放牧場で皇室の御領地であった云々というような石碑などもあります。
農地と住宅地が広がる加茂町にあるこの森は結構な広さがあります。遊歩道も整備されていて、鳥のさえずりを聞きながらゆったりとした時間を過ごすことができる場所です。
加茂の森として、運動公園のところまで続いています。北側には桜並木もあるようです。
ちなみに、神社の名前は「賀茂」ですが、地名は「加茂」です。
賀茂神社の台風21号被害
賀茂神社の被害状況
沙沙貴神社は新聞に出ていたので被害を知っていたのですが、賀茂神社については新聞で見た記憶もなく、来て初めて被害について知りました。
車を停めた時から見えていたのですが、拝殿前の大木がぽっきりと倒れています。
この大木ですが「明神杉」と言って、白蛇伝説も残っている樹齢800年~1000年とも言われる御神木の一本です。賀茂神社で一番大きな木でした。
根元の方に回ってみます。
折れ方が半端無いです。パワースポット「大杉大明神」が大変なことになりました。
お別れに来る方もおられるようです。
拝殿とは反対側に倒れているため、拝殿や本殿に被害は無かったようですが、この大木が倒れた先には鳥居が・・・。
確かここには・・・。
後ろに回ってみます。
あぁ、やっぱり。
そう、ここにはこれがあった。
「馬の聖地」として信仰されている賀茂神社のシンボルともいえる「御神馬」に直撃したようです。脚がぽっきり折れて、完全に圧死状態となってしまいました。
在りし日の立派な姿は「公式ホームページ:境内ご案内の中の一枚(別ページ)」
義援金の受付
今回の台風被害の復旧には相当な時間と費用がかかるということで、義援金を募集しています。御浄財として社務所にてお受けしますとなっていました。
とはいえ、直接出向けないけど、義援金を出したいという人もいるかもしれません。
振り込みによる義援金の御奉賛はこちらから
競馬ファンの方、よろしくお願いいたします。
2019年足伏走馬のご案内
毎年5月初旬に開催されています。
2019年は5月6日に開催されました。
2019年『馬上武芸奉納まつり』のご案内
毎年11月末頃の土曜日に開催されています。2019年は11月30日(土)開催予定です。
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