滋賀県近江八幡市の紅葉の名所、「石の寺 教林坊」に行ってきました(2020年11月24日)。詳細な現場状況と、紅葉の様子を紹介します。滋賀県内でも最後に見頃を迎えるようです。
滞在時間は45分ほど。「侘び・さびのかくれ里」というくらいなのでこじんまりとしており、駆け足なら30分、ゆったり目で1時間ほどの時間を見ておけば十分と思います。
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教林坊の紅葉(2020/11/24)
駐車場から受付まで
11月3連休後の平日でしたが朝から混雑してました。
駐車場は教林坊のすぐ近くの常設駐車場と、少し離れた臨時駐車場があります。9時30分から受付で30分過ぎに到着しましたが、既に一番近い駐車場はかなり埋まってました。
公開期間中は駐車場整理の方が大勢いるので指示に従って駐車します。駐車場への道はかなり狭いので案内に従って動きましょう。臨時駐車場は100mほど離れますが、全体的に歩く距離は湖東三山や永源寺と比べると少なくて済みます。
トイレは中に入るとありません。駐車場に仮設トイレが設置してあります。
駐車場から少し上がると総門があり受付になっています。
教林坊は観音正寺の子院であり、近江源氏佐々木六角氏の保護を受けていたので、佐々木氏の四つ目結(ひらよつめゆい)の家紋が掲げられています。
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受付からは小道を少し歩きます。このあたりは紅葉がまだこれからという感じでした。
距離や高低差はそれほどありませんが、狭いのと多少段差があるので足の悪い方は拝観が難しいかもしれません。手押し車系、車椅子が必要な方は、ほぼ無理だと思います。
途中には仏教語を紹介した立札が張り付けられています。なかなか面白い内容で読んでいると「へぇ~」という感じです。気に入ったら売っているので買って帰ってください。
途中、竹林の中を進みます。竹林を抜けていくと、表門があり書院に到着します。
書院・本堂・庭園
書院に近づくと庭園周りの紅葉が目に入ってきます。書院の一角が通り抜けられるようにしてあり、御朱印帳や法話集が売られています。
書院を抜けたところにある経蔵の周りは紅葉が綺麗でした。
見学ルートとしてはここから少し坂を上って庭の外周を高いところからぐるりと回り、坂を下りて本堂に寄り、庭園と書院に戻るようになってますが、歩くのが大変な方は、経蔵と書院の間を抜けて庭園に出ればいいです。
真っ赤な紅葉と青空。
紅葉の絨毯。
本堂に寄った後、書院に戻り、庭園と本堂の方を見た様子。紅葉と苔と岩と空が絵画のようです。
あまりにも天気が良い場合、よっぽどのカメラと腕があれば別でしょうが、素人のコンデジやスマホでは、写真撮影が非常に難しいです。
色やコントラストがうまく撮れないので、現物に敵いません。
書院の中からの眺めは「掛軸庭園」となっています。
11月15日~12月5日までは夜間ライトアップもあります。ライトアップ時間も良さそうですが、ちょっと薄暗くなった夕方前あたりに寄ってみたい感じです。
まとめ
紅葉の時期は平日でも混雑しています。駐車場がどこになるかは運次第。道路が細いので案内の人の指示に従いましょう。
竹林を通り抜けたかくれ里という感じで、静かな時が流れています(たまに近くを走る新幹線の音がしますが・・・)。すごくいい場所なんだけど、公開時期が限られていて、特に秋の公開は人が多いので、あまりぼーっとした時間を過ごせないのが残念です。夏場に涼みながらぼーっとしたい感じ。
規模の割に700円は高いと感じるかもしれませんが、荒れ寺で放置されていたのをここまで復興させるための費用を考えると仕方がない気もします。まだ経蔵とかボロボロで補修が必要な場所もあるので、可能であれば復興浄財をお願いします。瓦1枚1000円とかあります。
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