2019年(令和元年)5月6日、滋賀県近江八幡市加茂町にある賀茂神社で行われた『足伏走馬(あしふせそうめ)』に行ってきました。
※『足伏走馬』の概要、場所、臨時駐車場情報などは固定ページでどうぞ
「足伏走馬」は、賀茂神社の例祭「賀茂祭」の中で行われる神事の一つで、全国でも二カ所でしか行われていない古式競馬行事です。
2019年『足伏走馬』
賀茂祭は、1275年余の昔より連綿と受け継がれる大祭です。地域の祭りとして、子供たちの樽神輿や祭典、200名程の行列でのお渡りもありますが、最も人気の行事が7頭の馬で行われる競馬行事「足伏走馬」です。
臨時駐車場からの様子
賀茂祭は13時から行われていますが、お目当ての足伏走馬行事は15時くらいからなので、14時過ぎに臨時駐車場となっている加茂町運動公園(中央農村広場)に到着。
150台ほどの駐車スペースがありますが残り10台ほどでした。
ただ去年よりは少ないような・・・。
午後から天気が崩れる予報があったり、10連休の最終日ということもあるのでしょうか?
臨時駐車場から賀茂神社に向かうには馬場を通ります。ゴール付近から見た馬場の様子。
数年前までは左側にも木があり、緑のトンネルを走り抜ける感じだったようですが、宅地開発の際に伐採されたようです。
馬場は、幅10メートル、直線距離距離400メートルほどです。実際に走るのは150メートルくらいです。
中ほどからゴールを見た様子。鳥居の前の大きな木がゴールです。
賀茂神社の様子
開始まで30分ほどあるので、賀茂神社を散策してみます。
スタート地点の方に行くと、足伏走馬神事「出馬の木」があります。ここから馬が走っていきます。
正面の鳥居から。ここは馬場に繋がる道のため、車は通行止めになります。自転車の人はこの辺りに停められます。
鳥居から入ったところ。
屋台は少ないです。たこ焼きとか焼きそばのようなガッツリ食べる系の屋台は有りません。あるのは子供の縁日のような屋台だけです。
そして気になるあれは・・・
何も状況は変わっていません。
昨年の台風21号で、樹齢1000年の御神木「大杉大明神」が倒木し、御神馬像「馬神」を倒しました。
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足伏走馬(あしふせそうめ)
足伏走馬の前に、幼稚園くらいの子供たちが化粧をして着飾って行列をするのですが、これが滅茶苦茶可愛らしいです。写真載せるわけにもいかないので、気になる方は現地で見てください。
予定は15時からですが、そんなに時間通りにはいかず、今年は15時15分くらいからスタートしました。馬上の両脇にロープが張られているのですが、そこから出るようにとの注意があります。
最初に慣らし走りを全頭でしたあと、2頭ずつで競争となります。
白馬もいます。
めっちゃ速いです。
風向きによっては砂ぼこりがまともにやってきます。
速すぎて写真を撮るのが難しいけど、10日前にカメラを新調したので去年よりは良い感じで撮れてます。
ちょっとご機嫌斜めな馬もいて騎手の方も大変です。
この馬は目の前2メートルを全力走りで通り抜けていきました。馬場の小石が飛んできて足に当たります。
馬の息遣いまで聞こえてくる、普通の競馬場では考えられない迫力です。
各馬何回か走るため、走った後は歩いてスタート地点まで戻ります。
足伏走馬神事「勝負の木」、ここがゴールです。
7頭の馬で7番勝負が行われ優勝馬が決まります。その後で3頭と4頭で軽く走り、最後に7頭で軽く走って足伏走馬は終了となりました。時間は30分くらいです。
去年に続いて2回目の観覧でしたが、目の前2メートルでの全力走りは他では体験できない迫力があります。
その他・2020年に向けて
今年は去年の経験を元に、敷物(クッション性のあるやつ)とマスク(砂ぼこりのため)を持って行ったので助かりました。来年以降行かれる方は参考にしてください。
駐車場は停められなくてもいいかと思いつつ14時過ぎて行きましたが、何とか入れました。あふれた場合は少し離れたところに回されると思います。周囲の道路は狭いので、大きい車の人は気を付けてください。
2020年の足伏走馬ですが、5月6日(水)は平日のため、2020年5月10日(日)になると思います(未確認)。
その前に、11月に「馬上武芸奉納祭」というのもあるので、そちらの方も見に行ってみたいと思います。この時は流鏑馬などがあります。
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