2021年10月15日から新選組を題材にした映画『燃えよ剣』が公開となってます。滋賀県内でも各地でロケが行われた映画です。「滋賀ロケーションオフィス」情報を元に、滋賀県内のロケ地を紹介します。
燃えよ剣
概要
原作は司馬遼太郎の歴史小説です。新選組副長・土方歳三の生涯を描いた作品。1966年に映画化、テレビドラマ化、その後も1970年版テレビドラマ、1990年版テレビドラマがあります。
- 土方歳三:岡田准一
- お雪:柴咲コウ
- 近藤勇:鈴木亮平
- 沖田総司:山田涼介
- 芹沢鴨:伊藤英明
- 松平容保:尾上右近
- 徳川慶喜:山田裕貴
滋賀県内ロケ地
西教寺(大津市)
「箱根戦争の仮設病院のシーン」
明智光秀ゆかりの寺として、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で紹介された寺です。「居眠り磐音」、「のみとり侍」、「関ヶ原」など、時代劇定番ロケ地です。

日吉大社(大津市)
「六社明神参道の祭りのシーン」
西教寺から数百メートル南、比叡山延暦寺の登り口近くにあります。NHK朝ドラ「まんぷく」や、映画「るろうに剣心」など、ロケ地の定番です。
比叡山延暦寺(大津市)
「横川地域の自然歩道で長州勢が都から追放されるシーン」
日吉大社近くにある「比叡山坂本ケーブル」で登ったところにあります。『三成さんは京都を許さない』の第1話からネタにされていますが、滋賀県大津市にあります。京都ではありません。

油日神社(甲賀市)
「薬売りに扮して過ごす土方歳三が剣術を披露して傷に効く薬を売るシーン」
滋賀県の最南端です。JR草津線で油日駅の次は柘植駅(三重県伊賀市)です。
公式HPで「映画ロケの記録」というページがあり、本当にたくさんの映画やドラマのロケ地として使われているのがわかります。
最近だと「るろうに剣心 最終章 The Beginning」や「帰郷」のロケ地になってます。


これを見ると、「燃えよ剣」の撮影日は2019年2月14日ということで、るろうに剣心の1週間前ですね。
油日の田園風景(甲賀市)
「土方歳三と沖田総司が歩くシーン」
滋賀県南端の田舎なので、雰囲気のある田園風景が取りやすいところですね。
愛知川(東近江市)
「三条河原での土方歳三と岡田以蔵の決闘のシーン」
「えちがわ」と読みます。近江八幡市のお隣、東近江市の山奥、永源寺から琵琶湖まで流れる一級河川です。下流の方は河川敷が広がるのでロケ地で使われることも多いです。
NHK朝ドラ「おちょやん」の幼少期のシーンで使われてます。

教林坊(近江八幡市)
「土方歳三が学問の師である本田覚庵を訪ねるシーン」
近江八幡市安土町にある紅葉の名所として有名な仏教寺院です。荒れ寺から復興したのは2004年なので最近のことです。映画『最後の忠臣蔵』のロケ地にもなってます。


彦根オープンセット(彦根市)
「池田屋事件や鳥羽伏見の戦いなどの歴史的にも有名な重要なシーン」
「彦根オープンセット」は、2019年に完成した彦根市鳥居本町(彦根と米原の間)にある映画の撮影所です。最初に整備されたのが、「燃えよ剣」の撮影のために作られた池田屋を含む12棟の木造セットです。
近くには時代劇の定番ロケ地「彦根城」、車で1時間行けば近江八幡市の「八幡堀」など、近くには時代劇の定番ロケ地が多数あるので、それらと合わせて映画、テレビ、CMなどで使われそうです。
管理窓口は、彦根市役所産業部観光交流課内の彦根市フィルムコミッション室です。
今後も整備が進められ、様々な撮影に使われていく予定のようです。ただし、残念ながら撮影の見学はもちろん、撮影が無い日でも非公開で、今後も一般公開されることは無さそうです。
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