11月30日にスタートしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『おちょやん』では、滋賀県内の各地がロケ地として使われています。近江八幡市も撮影場所となっており、八幡堀が道頓堀として何回も登場しています。
千代(杉咲花)の道頓堀からの旅立ちの話となった第20回では、夜の八幡堀のシーンが延々と映し出されました。今回は、第20回で登場した場所を振り返ってみたいと思います。
『おちょやん』(NHK朝ドラ)
放送概要
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)
- 放送日:月~金 8:00-8:15、12:45-13:00
- 放送局:NHK総合(BSプレミアム・BS4Kは放送時間が異なります)
- 出演者:杉咲花、成田凌、トータス松本、篠原涼子ほか
あらすじ
「女優の道を生き抜き、「大阪のお母さん」と呼ばれるまでになった、ひとりの女性の物語。
大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀でお芝居のすばらしさに魅了され、女優の道を目指します。そして、喜劇の世界と出会い、喜劇界のプリンスと二人三脚で、昭和の戦前、戦中、戦後の激動期を駆け抜けます。
大阪のど真ん中を舞台にした、笑って、泣けて、人情あふれる、波乱万丈の物語です。」
八幡堀(近江八幡市)第20回放送
「主人公の千代(杉咲花)の旅立ちをシズ(篠原涼子)が見送る重要なシーンが撮影されました。既に何度も登場している八幡堀ですがシーンごとに違う表情を見せてくれる滋賀の定番ロケ地のひとつです。」(滋賀ロケーションオフィスコメント)
道頓堀から旅立つという前半の中でも重要な回でした。次回は年が明けてから、京都編となるようなので、八幡堀の登場もひと段落となりそうです。
それでは、実際の撮影場所とともに振り返ってみましょう。
第20回は八幡堀のPRビデオ状態というほど長く登場しました。場所はくいっと曲がっている「喜兵衛」の前から明治橋、白雲橋、かわらミュージアムまでが使われています。まぁいつもの場所です。
最初に千代(杉咲花)が逃げてくるところが「喜兵衛」の反対側のところです。「あさが来た」とか「大奥 最終章」で使われた場所の反対側。
灯篭は撮影用の小道具として用意されたもので、普段は何もありませんが、90度に曲がったトイ?は放送でも映ってます。
シズ(篠原涼子)と話をした場所。実際の場所も千代が走ってきた場所のすぐ先にあります。
この飛び出し坊やが目印の「明治橋 あまな」の反対側。明治橋のすぐ横あたりです。
アップだとこんな感じ。堀に降りる階段の角のところで話をしてました。
ここから舟で出発します。舟は左を向いてましたが、実際に進んだのは右です。左に出発した後、すぐにUターンして右に進んだんですね。
テルヲが陰から覗いていたのもこのあたりの石垣だと思います。というか、同じ場所かもしれません。
一平(成田凌)が橋から見下ろしていた場所。明治橋の上でした。
千代が舟に乗って出発し、しばらく進んだ後に橋をくぐるような感じになってましたが、実際はシズと話をしていた場所のすぐ横です。
成田凌と言えば映画「カツベン!」でも八幡堀に来てました。
この時は黒島結菜とのシーンでした。この撮影は見てましたが、二人ともめっちゃ頭が小さかったです。
明治橋から船で進んで、次の白雲橋の下をくぐった場所。最後の方で舟に乗っている様子が映されていた場所です。
白雲橋と言えば、緋村剣心が「るろうに剣心」でくぐってきた場所ですね。その時は反対側からの撮影でした。
最後は白雲橋の上からの風景で終わりました。実は今回の撮影シーン、時間の流れと場所の流れが合ってるんです。現場を知らなければ誰も気にしないと思いますが・・・。
左上の塀は編集で加工されて長くされているようです。「宮前」の文字は当然消されています。提灯の明かりは撮影用のものです。
ちなみに八幡堀ですが、普段は夜間のライトアップはほとんど無いので、暗くなるとかなり危ないです。ただ、今後ライトアップをするという計画があるという話を聞いたことがあります。
ドラマでは道頓堀から旅立ってしまい、年明けの次回からは京都編が始まるようです。八幡堀の登場もこれで終了でしょうか?
舟での八幡堀めぐり
八幡堀では実際に船に乗って堀からの風景を楽しむことができます。
上の写真の奥から出ているのは、「八幡堀めぐり」のモーター船(和船あきんど号)です。モーター船は、千代が走ってきた場所からさらに奥までかなりの距離を楽しめます。
手漕ぎ和船に乗りたい場合は、最初に千代が走ってきた場所の反対側にある「お堀めぐり(Gallery Space 新町浜)」になります。距離はモーター船より短いですが、白雲橋の手前までと反対は図書館のところまでゆったりと楽しめます。
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その他の滋賀県内ロケ地の登場回
第20回以外の滋賀県内ロケ地の登場回まとめはこちら。定番ロケ地である、愛知川河川敷、豊郷小学校旧校舎群、三井寺が使われています。
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