八幡堀での景観論争_スギ薬局オープン間近

最近、八幡堀の景観保全についてのニュースが話題になりました。再来週のオープンに向けてドラッグストア大手の「スギ薬局」の店舗が八幡堀沿いにできています。これとは別に宅地造成されて分譲されている区画もあります。

八幡堀沿いのスギ薬局

八幡堀沿いのスギ薬局

八幡堀は1970年代に汚染によって埋め立ての危機に陥りましたが、その後、市民運動によって保全運動が始まり今の八幡堀に再生されたという歴史があります。今では「近江八幡の水郷」として国の重要文化的景観第1号選ばれるほどになり、近江八幡市のシンボルとなっています。

しかしながら、八幡堀周辺の建築に関しての規制はほとんどなく、あくまでも善意の活動によって守られている状況のようです。極端なことを言えば、いかにもスギ薬局という店舗にすることも可能なのです(規制は屋根の形くらいか?)。そう考えると、このスギ薬局の店舗は随分と頑張ってくれていると思います。屋根には勾配を付け、色は八幡瓦に近いいぶし銀、堀沿いには植樹がされています。

八幡堀沿いのスギ薬局2

八幡堀沿いのスギ薬局2

さらに堀側から見た写真で少しわかりにくいですが、堀沿いの「スギ薬局」の文字は小豆色です。「八幡堀を守る会」との話し合いもあり、このような景観で落ち着いたようです。スギ薬局としても地元住民とけんかして不買運動などされては出店の意味が無いので、できるだけの努力をしていると思います。元々古い家が少しと、あとは砂利の駐車場だったので、綺麗な建物になって良かったとも思います。

八幡堀や旧市街では、観光客が増えているということもあり新しい店が次々とできています。ほとんどは景観に調和するような改修がされており、まち全体としての価値を高めていると言えます。一方で、中には完全に今風な分譲住宅などが建つこともあります。また、更地になり駐車場に代わっていく土地も多くあります。

 

今回、スギ薬局がかなり目立ったので景観論争で話題になりましたが、そもそも日牟禮八幡宮への入り口周辺、白雲館周辺の建物でさえ景観に合わない建物が多数あり、近江兄弟社(工場の方)にしても武骨な四角いコンクリートの建物で旧市街の街並みには合っていません。メンタームはヴォーリズさん関連だからいいのか?と思ったりするわけです。

というわけで話の収集が付かなくなってきましたが、八幡堀や旧市街で商売をしているわけではなく、ただ単に住んでいる人にとっては規制にメリットが無かったりと、なかなか難しい問題ですね。

 

景観論争は別にして、スギ薬局って八幡駅南のイオンモールの中、八幡駅北の駅となり、八幡堀に向かうぶーめんらん通りと県道2号線との交差点、そして今回の八幡堀となりと、真っすぐに4店舗目です。北の方は店が少ないので人は来るような気がしますが、周辺道路が複雑で素直じゃない道路なのと、向かいの図書館が慢性的な駐車場不足状態なので、交通事故が増えるのではないかと心配しております。

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