いよいよ登り切ったぜ長命寺。後編では長命寺の各所の紹介、琵琶湖絶景ポイント、鐘をついてみよう!などを紹介します。
前編は「長命寺までの八百八段 前編」を見てください。
アクセスなどは固定ページ「長命寺(ちょうめいじ) – 西国三十三所第三十一番札所 とは」も参照してください。
長命寺に到着してまず目につくのが、本堂右にそびえる三重塔(重要文化財)です。
今ある棟は、1516年に焼失後、1589年から1597年にかけて再建されたものとのことです。
小さめの写真で別角度から。それにしても木を組上げる技術って凄いですよね。ちなみに1597年とは豊臣秀吉が亡くなる前年になります。
本堂はこちらです。後ろに三重塔が見えます。京都や奈良の大きな神社仏閣に比べると見劣りはしますが、石段を登ってきた先に急に出てくるので厳かな感じがします。なんと言っても人が少なくて落ち着いた気持ちでお参りできるのがいいですね。
本堂の所で振り返ると琵琶湖が見えます。ここからの景色は木が邪魔をしてあまり良くないです。お勧めは後で紹介するポイントになります。
本堂の左にある建物です。左端の少し高いところには鐘楼があります(後で紹介)。
さぁ、景色の良いところに向かっていきましょう。本堂の所を左に進むと鳥居があります。右の階段を上ると鐘楼に行きますが、まずは鳥居をくぐって進みます。
ちなみに駐車場からさらに車で登るとここまでたどり着けます。車は停まってましたが、正式な駐車場かは不明です。
鳥居をくぐって進むと階段が見えます。木についている看板には「魔除けの天狗さん 太郎坊大権限」と書かれています。太郎坊とは修行の結果、天気を操ったり、空を自由に飛んだりという、ワンピースのナミとドラゴンボールの孫悟空をフュージョンさせたような、神がかり的な能力の天狗になったと伝えられる修行僧です。
太郎坊と言うと、お隣の東近江市(八日市)には、4月に開催されたももいろクローバーZのライブイベント「ももクロ春の一大事in東近江市」の開催前に、ももクロメンバーが訪れた太郎坊宮というのもありますね。
話がそれました。この階段を上がっていくと、天狗がぶん投げて突き刺さったと言われる大岩などがありますが、そこからの琵琶湖の景色は一見の価値ありです。
近江富士と言われる三上山(みかみやま)までよく見えます。
琵琶湖絶景ポイントから戻るときは、来た道ではなく、鐘楼の方に向かう道を戻ります。この鐘楼も1608年に再建されたという重要文化財です。内部に入ると、古鐘が吊られています。これは鎌倉時代のものらしく県指定有形文化財とのことです。
そしてなんと、階段を上って、この鐘をつくことができるので、是非鳴らしてみてください。
そして、この鐘楼の所から見える景色が、よく長命寺の紹介で乗っている写真ポイントです。
今回あまり触れてないですが、このような名前の付いた巨大岩がいくつもあります。太郎坊のところといい、どうなってんの?という感じの岩です。
ということで、長命寺の後編いかがだったでしょうか?
神社仏閣が好きな方は楽しめると思います。京都のようにいつ行っても人があふれているようなこともなく、落ち着いた雰囲気でお参りできます。
下りは石段を引き返すのみなので登のようにキツイことは無いですが、段差が高いのと滑りやすくなっているところもあるので気を付けて下りましょう。
疲れた体は日帰り温泉「長命ずいかくの湯」で癒してください。
県内や近県の方が日帰りでハイキングがてらに来るにはお勧めの場所だと思います。
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