近江八幡市は教林坊くらいしか紅葉名所と言える場所が無いので、紅葉名所を多数抱えるお隣の東近江市に遠征です。
瓦屋寺(かわらやじ)は、近江八幡市からだと車で30分くらい。近年、紅葉名所の穴場として人気が出てきてます。
瓦屋寺(瓦屋禅寺)
由来
1,400年以上前、聖徳太子が山中の土を用いて瓦を造らせ、大阪の四天王寺建立の際に用いたというのが寺名の由来とされています。
箕作山の中腹に位置し、太郎坊宮からさらに山を登った場所にあります。
- 正式名称:瓦屋禅寺
- 開基:(伝)聖徳太子
- 創建年:寛平3年(891年)
- 宗派: 臨済宗妙心寺派
- 御本尊:十一面千手観世音菩薩立像
- 重要文化財:木造千手観音立像(重要文化財)ほか
- 札所:近江西国第18番札所
御本尊は、令和5年(2023年)10月から12月の2か月間を特別開帳期間として御開帳される予定となっています。
公式ホームページ
太郎坊宮(阿賀神社)についてはこちら
近江八幡市・東近江市の聖徳太子ゆかりの地
場所・アクセス・駐車場
場所など
- 住所:〒527-0007 滋賀県東近江市建部瓦屋寺町436
- 境内拝観時間:8時~16時
- 拝観料(志納料):500円(秋季のみ)
- 紅葉見頃:11月下旬ごろ
- 御朱印:300円
500円は特に支払い場所があるわけではありません。秋季のみの入山拝観料(境内整備協力金)として、賽銭箱(浄財)へお願いしますとのことです。
事前予約で各種体験ができます。
- 座禅体験:おひとり様1,500円(体験終了後にお抹茶とお菓子付)
- 写経体験:おひとり様2,000円(終了後に住職による奉納祈祷を本堂にて致します)
アクセス・駐車場
車の場合
- 駐車場:普通車20台(無料)
車で行く場合、登り口が2ヶ所あります。
- 近江鉄道・八日市駅の近くの延命公園の隣、松尾神社からの林道(東方向から)
- 阿賀神社(太郎坊宮)経由での林道(南方向から)
どちらも舗装された道路で、普通車がすれ違うには困らない程度の道幅があります。途中で合流し、さらに林道を登っていくと瓦屋寺に到着します。
混雑するのは紅葉シーズンのみです。平日は比較的余裕がありますが、私が行ったときは半分は観光バス用として確保されていました。
問題は休日で、混雑すると悲惨なことになりそうです。2ルートの合流後は一本道で、途中でUターンは困難です。
平日も、観光バスと出会うと大変です。観光バスと余裕ですれ違えるほどの道幅はありません。
徒歩の場合
- 最寄り駅:近江鉄道/八日市駅
- 所要時間:徒歩30分
八日市駅からだと、駅の裏の方に回って、松尾神社横からの林道を登ることになります。舗装道路なので歩きやすいです。比高200mくらいなので、それほどハードな山歩きではありません。
阿賀神社(太郎坊宮)の方から登りたい場合は、近江鉄道・太郎坊宮前が最寄り駅になります。
登山・ハイキングを兼ねていくなら、岩戸山 十三仏(いわとやまじゅうさんぶつ)の方から小脇山経由で縦走して行くルートもあります。
紅葉の様子(2021年11月24日)
紅葉の見頃は11月の下旬です。滋賀県内だと比叡山が標高が高いため一番早く、その後に永源寺、湖東三山など他の紅葉名所で見頃となります。
駐車場の横からもう真っ赤です。途中の林道も紅葉が見られるので、時間と体力があるなら歩いて行くことをお勧めします。
駐車場から本堂に向かう途中も紅葉が綺麗です。落ち葉でハートが作ってありました。
本堂は、1645年(正保2年)~1676年(延宝4年)に建立されたもので、屋根は琵琶湖で採取される葭(よし)が用いられています。令和5年10月から12月までの「瓦屋禅寺御本尊特別開帳法要」に合わせ修繕中なので、本堂全体を見ることはできません。
過去写真で少しだけ。
2021年2月に訪問した時は、ちょうど足場を組み始めている状態でした。屋根が凄いことになってます。
紅葉に戻して、
山の中にあるということもあり、平日はかなり人も少なくゆっくりと見て回れます。
本堂が綺麗になって、御本尊が御開帳されたときに再訪してみたい場所です。
近隣の紅葉名所
教林坊(近江八幡市)
八幡山(近江八幡市)
百済寺(東近江市)
他にも
- 永源寺(東近江市)
- 金剛輪寺(愛知郡愛荘町)
- 西明寺(犬神郡甲良町)
など。
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