滋賀県近江八幡市で毎年11月中旬に開催されている『水郷の里マラソン』のコースを紹介します。
コースは基本的に平坦で、近江八幡市郊外の田園地帯や、西の湖近くの水郷地帯となります。
2022年は11月13日(日)開催で、現在参加エントリーの受付中です。コロナの影響で参加者は滋賀県内在住者限定となってます。
『水郷の里マラソン』コース紹介(2022年)
2022年から水郷の里マラソンのコースが変更となりました。
コース図
近江八幡市の北部、長命寺近くの近江八幡運動公園がスタートとゴールになります。
2km、3km、5km
津田町の干拓地を走るだけのコースになりました。
10km
以前のコースは八幡山をぐるりと回りこんで県道26号線をヴォーリズ記念病院のあたりまで進むコースでしたが、新コースは津田町の干拓地を走り抜けた後、北津田大橋で長命寺川を渡り、そのまま川沿いの県道25号線の歩道を走って帰ってくるコースになりました。
県道26号線は、ラコリーナ近江八幡もあって休日は混雑するため、交通規制をすると影響が大きいということでしょう。元々水郷地帯までは行ってなかったので、長命寺川沿いの方が爽快感があるかもしれません。
一番のメリットは、コース変更により、10kmコースにあった時間制限が無くなりました。しっかりトレーニングしないとクリアできない制限時間だったので、これでのんびりジョギングレベルの人でも10kmコース完走が可能になります。
『水郷の里マラソン』コース紹介(旧コース)
全体図
種目は2km、3km、5km、10kmの4つですが、2km/3kmと5km/10kmの大きく2種類に分かれています。
水郷の里マラソンと言いながら、実際に水郷地帯まで行くのは10kmだけです。しかも、水郷地帯の近く・・・という感じ。
スタートとゴールの場所となる運動公園体育館。近江八幡市郊外にあるため結構広く、野球場、テニスコート、サッカー場などがあります。
スタートが体育館付近で、ゴールが野球場かな?
コース紹介(10km,5km)
運動公園を出て右に曲がります(奥の方向)。
直ぐに左折して津田町の田園地帯を真っすぐ走ります。微妙にアップダウンありますが700mほどの直線です。
景色がいいのかと思いきや、道の両側にビニールハウスが立ち並んでいて、意外と景色がよくありません。
直線の向こうに富士シート(株)の工場が見えてきました。
奥は鶴翼山(八幡山)です。
川を渡るのに一旦少し右に行きます。橋を渡って左に走ります。
復路は橋を渡らず、川沿いに真っすぐ奥の方に走っていきます。
富士シート(株)の工場の前を走っていると、やっと左側の景色が良くなりました。奥に見えるのが日本遺産でもある長命寺がある長命寺山です。
富士シート(株)の工場を通り過ぎると、八幡山をぐるりと回り込む感じで細い道に入りなります。
これ、車で対向車が来たら泣く道です。今は草が生え放題だけど、大会までには綺麗になっていると思います。
少し走ると多少開けて、以前ごみ処理施設があったところに向かって走ります。
この辺りも左側は田園地帯が広がってます。
百々神社(ももじんじゃ)に到着。往路は奥から走ってくる感じ。
この位置が八幡山の北端になり、八幡山縦走コースの北側の出口となっている場所です。
左側には長命寺川の渡合堰があります。琵琶湖、長命寺川、西の湖の水位を調整するためのゲートです。琵琶湖の水位が上がらない限り開いているので、右の船用ゲート信号は常に赤です。
百々神社のところから県道26号線(浜街道)に出ます。この通りは琵琶湖沿いを走る湖岸道路(さざなみ街道)から近江八幡市外に入る主要道路なので、そこそこの交通量です。
大会中は通行止めになるのですが、長時間通行止めにできないためか復路で帰ってきたときの距離(6.78km)で45分という関門が設けられています。
県道26号線に入って少し走ると左に円山が見えます。
右側には「近江八幡ユースホステル」が見えます(少し坂の上に建っているので、こんなには見えません)。
明治42年建築の登録有形文化財に宿泊できます。
さらに進むと左側に水郷めぐりの船乗り場が見えてきます。
ただし、道路は八幡山沿いを通っているため、水郷地帯はかすかに見えるだけです。
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」で、疎開先シーンのロケ地となった円山地先がすぐ近くで、ヨシ原(葦原)は見えます。
折り返しはヴォーリズ記念病院に入る信号機のところです。
湖岸道路からラコリーナ近江八幡に行く人が一番間違えやすい場所で「↑直進」看板が出てます。
ラコリーナ近江八幡は、この信号を越えると直ぐです。
折り返した後は、富士シート(株)までは同じ道を戻り、そこから曲がらずに真っすぐ進み運動公園に戻ります。
コース紹介(2km,3km)
スタート後、5km,10kmとは反対にこの写真の手前に向かって走ります。
長命寺川の河口に掛かる橋のところで、湖岸道路には出ずに長命寺川の土手を上流に走ります。
距離に応じて折り返し、運動公園に戻ります。
景色としては、津田町の田園地帯、長命寺川、川の向こうに見える長命寺山になります。
まとめ
2km、3kmは長命寺川の河口付近まで出て長命寺川沿いを走るので、多少水を感じられるのですが、5kmはほぼ田園地帯を走るだけで一番面白みのないコースです。
10kmコースだと水郷地帯まで行くのですが、中には入らず近くを通るだけです。県道26号線は迂回路の確保が難しく、長く通行止めにできないためか、途中の関門時間が結構厳し目。
コース自体はほぼ平坦で、田園地帯が多いので気持ちよく走れます。
運動公園を拠点にするのでコース作りが難しいとはいえ、市外から人を呼ぶには物足りないコースに感じます。いっそ距離を15kmとかにして水郷地帯や西の湖をガッツリ回る方が良い気がするのですが・・・。
こういう景色の中を走りたくないですか?
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