強行開催された2020年近江八幡『左義長まつり』の様子

2020年の近江八幡・左義長まつりは、新型コロナウイルス感染拡大防止のための観覧自粛要請で出かけなかったので、実際の様子(写真)は有りません。

近江八幡左義長保存会HPに掲載された写真や、ツイッター上の様子、ケーブルテレビでの放送を見てわかるのは、日牟禮八幡宮、左義長祭運営委員会、各左義長町内、近江八幡市役所の無責任さと、小西市長のリーダーシップの無さです。京都新聞をはじめとする新聞各社の記事もこの時期の開催について問題提起すらない酷い内容。

この祭りの様子を見たら、全国で臨時休校させられている子供たちや、卒業式が中止になった学生たち、センバツ高校野球とかことごとく中止にされた全国大会の出場選手などは泣きますね。

左義長まつりの開催自体を反対するわけではないですが、もう少し節度ある内容での開催はできなかったのでしょうか?

スポンサーリンク

左義長まつりとは?

毎年3月中旬に滋賀県近江八幡市で開催される祭り。起源は織田信長が安土城下で毎年正月にしていた祭りとされます。

名物の左義長ダシは、旧市街の各町内ごとに毎年の干支にちなんで全て食べ物によって製作されます。1日目に全ダシが集合しての左義長コンクール、その後の旧市街での渡御、2日目には自由げい歩で旧市街を練り歩き、左義長同士の「けんか(組み合わせ)」が行われます。

2日目の夜に再び日牟禮八幡宮に集合し、左義長奉火でクライマックスとなります。

詳細はこちら

天下の奇祭「おうみはちまん 左義長まつり」
近江八幡市・春の風物詩と言えば、国選択無形民族文化財となっている「近江八幡の火祭り」です。 3月に「左義長まつり」、4月に「松明祭り(八幡まつり)」として、日牟禮八幡宮周辺で行われます。これと5月の「篠田の花火」の3つで「近江八幡の火...

2019年の様子

2019年の左義長ダシ

2019年 『左義長まつり』1日目 左義長ダシの紹介
2019年の近江八幡市・左義長まつりの1日目に行ってきました。晴れ間がのぞいていたかと思えば時折雨が降るパッとしない天気です。 近江八幡市に15年住んでますけど・・・まともに出かけたのは初めてです。 取りあえず左義長ダシの写真を...

2019年の奉火の様子

2019年 『左義長まつり』ダシコンクール結果
2019年(平成31年)・3月16日、17日に近江八幡・左義長まつりが行われました。 近江八幡市に420年余伝わる国選択無形民俗文化財の祭りです。場所は、八幡山の麓にある日牟禮八幡宮と、旧市街が中心となります。 1日目の夕方、左...

たねや・クラブハリエの左義長まつり限定お菓子なども楽しみの一つです。

2019年 『左義長まつり』たねや日牟禮乃舍・クラブハリエ日牟禮館の左義長名物
2019年(平成31年)・3月16日、17日に近江八幡・左義長まつりが行われました。 近江八幡市に420年余伝わる国選択無形民俗文化財の祭りです。場所は、八幡山の麓にある日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)と、旧市街が中心となります。 ...
スポンサーリンク

2020年『左義長まつり』開催内容

2020年の左義長まつりは、新型コロナウイルスの感染防止のため、各種イベントが中止となりました。

  • 八中太鼓
  • 第63回左義長まつり写真コンクール
  • インバウンド向け体験ツアー

また、市役所前駐車場と旧市街を往復する「パーク&バスライド」も中止となりました。

日牟禮八幡宮境内にある、日牟禮ヴィレッジ『たねや日牟禮乃舍・クラブハリエ日牟禮館』も臨時休業となり、左義長まつり限定販売のお菓子なども販売中止となりました。

日牟禮八幡宮・近江八幡左義長保存会からも、観覧自粛のお願い、小学生以下の不参加、子供左義長の渡御中止、1日目渡御の縮小などが発表されました。

事前に発表されていた開催内容の詳細はこちら

どうなる? 2020年 近江八幡市『左義長まつり』
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ほぼ全国の小中学校、高校が3月2日から臨時休校となり、人が集まるイベントの自粛が求められている中、『左義長まつり』は開催されるようです。 日牟禮八幡宮での祭事であり、実施内容については、日牟禮八...
スポンサーリンク

2020年『左義長まつり』様子

開催前から色々と懸念はありました。イベントの中止は発表されているものの、祭り全体からしたらおまけにもならない程度です。唯一まともなのは、「たねや・クラブハリエ」の臨時休業を早々に発表した「たねやグループ」でしょうか。

開催1週間を切ってやっと観覧自粛要請を掲載。行事の自粛については数日前。しかも内容は子供左義長関係の自粛と、1日目の渡御縮小のみ。2日目の自由げい歩、奉火についてはほぼ通常通りでの開催となりました。

以下、実際の写真は無いので、京都新聞の記事とZTVの映像が元になります。

2020年近江八幡左義長まつり

クリックで拡大

開催前日の京都新聞。

高校生たちは臨時休校によって例年よりも多くの時間を左義長ダシ制作に使えたそうです。

2020年近江八幡左義長まつり

クリックで拡大

1日目終わって次の日の京都新聞。

「こういう時だからこそやるべき」と奮起したそうです。「疫病退散祈願」の旗を各左義長ダシに掲げて開催。

疫病は気合でどうにかなると思っているようです。400年以上進歩が無いのでしょうか?

それにしても観覧者が結構いて驚きです。一部新聞では9割減とか書いてありましたが、そんなに減ってないと思います。どちらにしろ最低でも数千人規模です(例年は数万人規模)。

観覧自粛要請を出していながら屋台・露店は普通に並んでます。

2日目夜にはケーブルテレビによる生中継の映像が。

2020年近江八幡左義長まつり

・・・子ども左義長自粛って言ってませんでしたっけ?

小学生以下の参加は原則禁止って言ってませんでした?

事前にPRされた自粛内容がこちら

2020年近江八幡左義長まつり

クリックで拡大

元々の自粛内容も非常に軽い内容だったのに、それすらも守られなかったようです。

2020年近江八幡左義長まつり

クリックで拡大

2日目奉火の様子を伝える京都新聞。

「感染対策を重ねた上で疫病退散のお祭りを実施できた。世間の雰囲気を明るくすることにつながれば」とのことです。

どの口が言うかというコメントですが、高齢の方なので見方によっては自らの危険も顧みず・・・ですか?

左義長町内でない人からしたら「疫病退散祈願」を掲げて「疫病拡散」しただけですが。

京都新聞も疫病に負けず開催したという感じで、開催反対の声や、イベント自粛要請の中、強行開催されたことへの疑問などは一切なし。

2020年近江八幡左義長まつり

クリックで拡大

近江八幡左義長保存会は「無事に奉納することが出来ました」とご満足だったようです。

近江八幡左義長保存会のHPに実際の様子、左義長ダシコンクール結果などが載っています。

 

奉火が行われた15日の夜に、滋賀県内で二人目の感染者が近江八幡市の隣の東近江市で出たということで、本当に無事と言えるのは少なくとも2週間後だと思います。

もっとも、主催者としては何かあったとしても「観覧自粛を出していたのに、あれほど人が集まるとは予想できなかった」とでも言うのでしょうけど。

また、何もなかったらいいという話でもないです。パンデミック宣言、イベント自粛要請の中で一か八かの賭けをする必要があったのか疑問です。

日牟禮八幡宮のスタンスは、境内外での渡御・自由げい歩・けんかなどは各町内で実施したことで無関係ということのようです。

近江八幡市役所も、開催については日牟禮八幡宮・左義長保存会で決めることで無関係を決め込んでいます。市役所のHPでも積極的な観覧自粛要請はありませんでした。

近江八幡市役所へのご意見はこちら

小西市長じゃ役に立たん、やっぱり三日月大造県知事やという方はこちら

滋賀3局ではZTVで再放送があります。

  • 3月22日(日)・29日(日) 14:00〜16:30(再放送)
  • 再放送エリア:近江八幡・彦根・滋賀
スポンサーリンク

4月14日、15日は『八幡まつり』

新型コロナウイルスの感染拡大は未だ終息していません。WHOによるパンデミック宣言も出され、感染拡大がイタリアなど欧州やアメリカで深刻化しています。

日本では今のところ比較的抑え込まれていますが、今後どうなるかはまだわかりません。イベント自粛要請も継続されています。

そんな中、「左義長まつり」は強行開催されました。左義長まつりの様子を見て頭を抱えたのは、4月に開催される「八幡まつり」の関係者かもしれません。

左義長まつりに比べると派手にバカ騒ぎする要素は少ないし、今年は平日開催なので人出は少なくなると思いますが、それでも奉火の時はかなりの人出となり密集します。

「観覧自粛」要請なんて何の役にも立たないことが明らかな中で、通常実施は難しいのではないでしょうか?せめて境内・馬場への入場制限が必要では?

4月14日、15日なので、感染拡大の状況、4月からの学校再開、各種イベントの自粛要請の状況など、もうしばらくは様子を見る期間がありますが・・・。

「八幡まつり」町内は「左義長まつり」町内よりは良識があると思いますが、日牟禮八幡宮の無責任さが突き抜けているので心配です。

八幡まつり(松明祭り・太鼓祭り)についてはこちら

八幡まつり(松明祭り・太鼓祭り)
「八幡まつり」は豊臣秀次の開町以前から実施されている千数百年の歴史を誇る伝統のお祭りです。 14日夜の大松明への奉火は実に雄大で、左義長まつり、篠田の花火、市内各地で行われる火祭りの祭礼と合わせて、近江八幡の火祭りとして国の無形民俗文...

 

コメント